CNBCによると昨日(7月7日)全米最大のスーパーマーケット・ウオールマートは、アマゾンのプライムサービスに対抗して、Walmart+をスタートさせるとニュースが流れ同社の株価は7%近く上昇した。情報源はVox's Recordeだが、ウオールマートはいつこのサービスをスタートさせるかについてコメントを控えた。
アマゾンは年会費119ドルで無料の配送サービスやアマゾン傘下のWhole Foodsで割引を受けることができる。アマゾン・プライムがスタートして約15年経つが、メンバーシップは1億5千万人に拡大した。
ウオールマートもオンライン販売に力を入れている。昨年のオンライン売上高増は自ら設定した35%増という目標を超える37%だった。また今年2-4月四半期の売上高増はコロナウイルス感染拡大の追い風を受けて74%増となっている。
Walmart+の年会費は98ドルでアマゾンの年会費より少し安い。
もっともウオールマートのサービスの方がアマゾンより安くても、日本にいる我々は利用することはできない。
我々がこのニュースから得ることができる情報は「ウオールマートの株を買うべきかどうか?」という判断材料だ。
過去1年間のアマゾン・ウオールマートの株価を比較すると4月以降のアマゾンの上昇率が目立つ。
アマゾンがまだ高値を追うのか?それともウオールマートが出遅れを取り戻すのか?
いずれにせよオンラインセールスへのコミットの大小がコロナウイルス時代の株価のドライバーであることは間違いない。