金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

山仲間のフェイスブックで「トピック」機能を使ってみた

2020年07月14日 | デジタル・インターネット

山仲間で作っているメンバー限定のフェイスブックのプライベートグループ。

コロナ騒動でまとまって山に行く機会がない中、テレビで百名山関連の番組が良かった等色々な情報交換の場になっています。

それはそれで良いのですが、「いざ山に行く計画を共有しよう」と思うとそれ以外の情報が飛び交って必要な情報が埋没する危険性を感じました。

そこでフェイスブックの「トピック」という機能を使って、「登山計画」にタグをつけることにしました。

こうしておくとその「登山計画に参加する人」は必要な情報に簡単にアクセスできますね。

フェイスブックの「トピック」はSlackの「スレッド」Threadと同じく「掲示板における話題のまとまり」を作る機能ですね。

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日米の株価上昇格差は、煎じ詰めれば企業規模の格差

2020年07月14日 | 投資

少し前にIT大手のGAFAにマイクロソフトを加えた5社の株式時価総額が東証一部の株式時価総額を上回ったというニュースが流れていた。

このようにあるものの値段について自国のそれと他国のそれを比較して、ああだのこうだのという議論は時々あるが、意味がない場合が多い。

今から30年ほど前、バブルで日本の土地の値段が高騰していた時、皇居の土地の値段がカリフォルニア州全体の土地の値段に匹敵するなどという話がでたことがあった。だがこれは無意味な議論だろう。皇居の土地を売る訳はないし、売りにも出ていないカリフォルニアの土地を買うこともできないから。そしてまもなく日本のバブルは崩壊し、そんな比較自体むなしいものになったが。

これに較べて日米の時価総額の比較は意味がある。投資対象を選ぶ上で一番大切なことは成長余地のある大きな漁場を見つけることにあるからだ。大物に出会う機会がほとんどない小さな池に竿を入れるより、大物に出会う可能性が高い大きな海に向かって竿を振りたいものだ。

下のグラフはTOPIX・S&P500・ナスダックのETFの株価推移をグラフにしたもので、円ベースでみた3つの株価指数の比較と考えて良い。

このグラフからハイテク銘柄が多いナスダックは終始一貫して日経平均よりパフォーマンスが高いこと、特にコロナウイルス以降の反発力で大きな差が出ていることが分かる。

コロナウイルス以降ナスダックの株価上昇が際立っている理由は明確だ。

「テレワークやステイホームの拡大で、情報通信やネット販売が拡大している」ことだ。だからマイクロソフト・アップル・アマゾンなどの株価が急上昇しているのだ。

だがそれだけではない。

コロナウイルス感染拡大防止のために、テレワーク体制を持続的に拡大できるか?できないか?という見極めを投資家が無意識のうちに行っていると私は感じている。

日本でも緊急事態宣言前後はテレワークが一種のブームになり、多くの企業がテレワークを実施した。しかし緊急事態宣言解除以降一部の大企業を除くとテレワークを縮小して従来通りのオフィス勤務に戻る会社が多い。

総括すると日本ではテレワークはそれ程定着していないと言えそうだ。

何故日本ではテレワークが定着しないのか?

大きな理由は二つだ。

一つは人事制度の問題で、日本では従業員一人一人の職務内容や一定期間の達成目標を明らかにしていない会社が多い。だから団子のように集まって、上司の指示を仰がないと業務が回らない傾向があり、テレワークを進め難いのだ。つまり人事制度が成果追求型でないということだ。

二つ目は米国に較べると日本では企業規模の小さな会社が圧倒的に多いということだ。

テレワークを推進するには、システムインフラが必要だ。バーチャルネットワークVPNという社内LANを構築するには、相応のシステム予算やシステム担当者が必要であり、ある程度の企業規模がないと安定したテレワークを推進することは難しい。

テレワークには企業規模が必要なのだが、日本の経営者は会社を大きくするよりも、身の丈のサイズで存続することを選択する傾向が強い。

しかしアメリカでは合併等により会社を大きくしないと生き残ることができないことが多い。そして身の丈を大きくしても、需要減退や競争激化で破綻に追い込まれることも稀ではない。

だから生き残る会社の規模は大きくなり、テレワークを通じて、コロナウイルスの時代を生き残る体力を養うことができるのだ。

生き残る会社は更に情報通信技術を身につけビジネス拡大を目論むからマイクロソフトのようなITの巨人が更に大きくなり、ナスダックの株価を押し上げるという構図になっている。

自分が勤める会社のテレワーク化を推進することは骨が折れる仕事だが、ナスダックに投資するのは簡単な作業である。大きな海に向かって竿を投げ、シニアライフを明るくするのはそれ程難しい話ではないが、正しい竿の振り方を語る人は少ない。むしろ小物しかいない釣り堀のおじさんが自分の利益のために、釣り人を釣り堀に誘導するケースが多いようだ。

 

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カリフォルニアの規制強化で株価急減速

2020年07月14日 | 投資

昨日(7月14日)のダウは一時、560ポイント以上上昇していたが、午後に「カリフォルニア州がコロナウイルス感染拡大に歯止めがかからないので、レストランの屋外営業を再び禁止する」というニュースが流れた後急落して辛うじてプラスを保って引けとなった。

WSJの英語は概ね平易な単語を使っているが、相場が荒れると時々レベルの高い単語が出てくる。

A rally in U.S. stocks fizzled Monday after California rolled back its reopening plans.

この中のfizzleは「立ち消えになる。線香花火に終わる」という意味だが、相場の急減速をうまく表現していると思う。

 Weblio辞書によるとeke outのekeもレベルの高い単語で、eke outで「苦労して手に入れる。その日暮らしをする」という意味。

The Dow still eked out a gain of 10.50 points, or less than 0.1%, to close at 26085.80.

「ダウは10.5ポイントつまり0.1%以下のプラスを辛うじて確保し、26,085.80ポイントで引けた」という意味だ。

何とか前日比プラスを確保したというニュアンスがよく出ていると思う。

昨日S&P500は0.9%下落し、ハイテク銘柄が多いナスダックは、2.1%下落した。

3市場の中でダウがプラスに踏みとどまることができたのは、ゴールドマンやJPモルガンなど金融株やジョンソンエンドジョンソンなど薬品株が堅調だったことによる。

一方マイクロソフトやアマゾンに売りが出てナスダックは大きく下落した。

ナスダックはこれまで高値を更新してきたので、利益確定の売りがでてもおかしくないところだ。

今米国株市場は、コロナウイルス感染の再拡大に対する警戒心とワクチンの早期開発に対する期待の綱引きで動いている。いずれも経済実態やファンダメンタルの問題でなく、心理的な面が強いので、日々の株価がどちらに振れるかは読み難い。

こんな時は無理読みをせず、英語の勉強でもしている方が良さそうだ。

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