一昨日(5月20日)京都から名古屋に向かう途中、近江八幡でサイクリングすることにした。朝三井ガーデンホテル京都三条の斜め前のスターバックスで朝食。
みずほ銀行のレンガ風(?)の建物を見ながらゆっくりとコーヒーを飲んでいる内に「そうだ、近江八幡に行こう」と思い立った。この日は遅い午後名古屋でミーティングがあるが、それまで時間があるので新快速で近江八幡に行き、レンタサイクルで近郊を回り、その後米原から新幹線に乗ることにした。
JR近江八幡駅前の貸自転車屋で自転車を借りる(一日5百円)。変速機のないママチャリなのでやや不満だったが、走ってみるとあまり坂がないので問題はなかった。
とりあえず駅から北に向かって八幡山の方に向かった。標高270mほどの山にはロープウェイがかかっているが、物足りなさそうなので、琵琶湖畔の長命寺に行くことにした。
車が空いているので快適に湖畔にでた。湖畔の県道は車がボンボン走っているが自転車道が完備しているので快適に走ることができた。40分ほどで長命寺に到着したが、ここまで来ると琵琶湖の大きな景色が見たくなりもう少し走って水か浜までいった。
水が浜のこ洒落たカフェ(シャーレ水が浜)で一休み。
テラスを吹き抜ける風が心地よい。
一休みの後長命寺前に戻り、山腹のお寺に向けて歩き出す。登りは石段をたどらず、うねうねとした自動車道を歩いて登った。林の中の登り(1.3km)に一汗かくと長命寺の本堂の下にでた。
長命寺は西国三十三所の31番目の札所という名刹。
下りは石段を歩いて降りることにした。石段の数を数えながらおりたところ私の勘定では一千段を超えた。
ただし駅に戻ってから観光案内書で聞くと
808段と言われているということ。
下山時に蛇が出てきたので、驚いて数え間違いをしたのかもしれない。あるいは808段というのが見栄えが良いのでそうしているのかもしれない。
山寺の長い石段ということでは、私が経験した中で一番長かったのが、出羽三山の中の羽黒山の石段でネット情報では2,446段である。その次が新城市の鳳来寺の石段で1,425 段だった。3番目が「しずけさや岩にしみいる蝉の声」で有名な立石寺の1,015段である。
長命寺の石段の数はこれらより少し少ないが中々のものだった。
昼過ぎに近江八幡駅に戻り、そば屋を探したが駅の周りにそば屋はない。交番でそば屋を訪ねたところ、歩いて10分ほどの「志な乃」を教えてくれた。地元の人で混んでいたので味のしっかりした店なのだろうが、私が頼んだおろし蕎麦についていうと少し蕎麦のコシがないように感じた。
こうして近江八幡の半日ぶらり旅は終了。近江八幡やとなりの安土にはまだまだ見るべきところがあるので、別の機会にぶらりと歩いてみたいと思う。