金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

世界の旅行者が選んだナンバーワンは東京

2014年05月22日 | ニュース

今日は元気のでる話をしよう。

米国の大手旅行サイト運営会社が5万4千人以上の旅行者に対して行ったアンケート調査の結果、総合的な満足度で東京がニューヨークやパリを抑えてトップとなった。http://www.multivu.com/mnr/70425525-tokyo-tops-tripadvisor-world-city-survey-amongst-global-travelers

総合順位は東京が1位、2位はニューヨーク、3位はバルセロナだった。ちなみにランキングの最下位はムンバイ、下から2番目がプンタ・カナ(ドミニカ共和国)、3番目がモスクワだった。

項目別では「人々の親切さ」(ケープタウン)「タクシーサービス」(シンガポール)「街の清潔さ」(シンガポール)「公共交通機関」(ウイーン)で東京が1位。()内は2位の都市。

また「タクシードライバーのフレンドリーさ」「一人旅の快適さ」で2位。「レストラン」と「ナイトライフ」で3位に入っているから東京の評価は非常に高いといえる。

ただし「コストパフォーマンス」の点では全体の20位にとどまった(ここはWSJによる)。

2020年までに外国人旅行者を現在の1千万人から2千万人に引き上げる目標を掲げる日本には追い風の話だ。

次の課題としては私は東京に来た外国人旅行者を地方の観光地に誘導することだ、と私は考えている。その時の大きなテーマは「雪と清流」だろう。

この二つは日本が持っている貴重な天然資源である。その天然資源の活用を図ると地方経済の活性化につながるとともに、多くの外国人がきても東京を「混み過ぎになる」ことを防ぐ方法だと私は考えている。

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証券会社の電話は株価下落のサイン?

2014年05月21日 | うんちく・小ネタ

今日(5月21日)名古屋の相続学校で講演をした。
講演の内容はいずれブログにも載せてみたいが、今日は講演後の質問の中からちょっと気になった話題を一つ。

ご質問をされたのは少し高齢のご婦人。質問内容は今日の講演内容とは直接関係はなく「最近証券会社からNISAを勧められるが、NISAは普通に株や投信を買うよりリスクは少ないの?」というものだった。

質問に対する直截な回答は「NISAか普通の取引(特定口座等)かの違いは、配当や譲渡益が非課税になるかどうかの違いでリスクの度合いとは直接関係ありません」というものである。もっとも投資の講演であれば、「とはいってもNISAの活用方法としては、配当利回りの高い銘柄や割安株を買うという戦略を立てるでしょうから・・・」と話を膨らませることも可能であった。

ただ時間もなかったので、冗談交じりに「仮にNISAで投資するにしてもタイミングというのはありますよね。個人的な意見だけれども証券会社が投資を勧める時は株が売れない時だと思いますよ」といって話を結んだ。

「証券が盛んに電話をかけてくる時が株が売れない時」というのはある程度事実だと私は思っている。相場が活況で上昇傾向が見えている時は目端の利いた人間は自分で買いにくる(インターネットなどで)。だから営業攻勢をかけなくても、委託手数料は増える訳だ。一方株価の先行きが不透明な時は投資家(あるいは投機家?)は様子見をする。だから売買高が縮小し証券会社の儲けも減ってくる。そこで営業部隊の尻が叩かれ、私のような上顧客でないところまで電話がかかってくるのである。

不活発な相場の後に必ず株価が下落するか?ということは断定は出来ないが、逆ウオッチ曲線の特性からいうと相場が下落する可能性が高いと私は考えている。
逆ウオッチ曲線理論からいうと、相場の上昇の前には活発な取引があり、やがて株価の上昇が起こる。株価が一定レベルまで上昇すると取引量が減少し始める。初期の段階では株価は急速には下落しないで足踏みが続く。さらに取引量が減少すると株価は下落し始め、ある日株価は急落する。

と考えるとやはり証券会社からの電話が増えるのは株価が下落するサインと考えて良い場合が多そうだ。

少なくともセールスマンが「本当にここが底だと思ってbottom fishinngを勧めるようなことはあり得ない」と私は確信している。

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Tボンド上昇でポジション見直し?

2014年05月20日 | 金融
米国債の上昇(金利は低下)で円は3ヵ月ぶりの高値だ。
FTによるとUBSのアナリストは、投資家の中には円ショートのカバリングだけではなく、ドル売りに動く向きもあるということだ。
中長期的には米国の景気が堅調で金利上昇、日本は消費景気の低迷を支えるため一段の金融緩和という見通しは変わっていないが、足元は消費税引き上げでも日本の消費が堅調だったり、連銀が鳩派的対応を取ったりでやや円高寄りである。ただし100円を超える円高には日銀の追加緩和が出ると見る筋が多いので急速な円高はないだろう。
いずれにせよ暫くの間、投資家の大きな関心事は米国金利の見通しだ。それは投資家が米国景気の先行きをどう判断するかに関わっている。

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眼鏡のフレーム雑感

2014年05月20日 | うんちく・小ネタ
眼鏡のフレーム雑感
半年前に新調した眼鏡のフレームが突然外れた。このフレームはツルに一部木を使うというちょっとお洒落なものだ(高くはない)。だが竹に木を継ぐという諺通り木とプラスチックの継ぎ目がスポンと抜けてしまった。
フレームが壊れたというと、GWに御嶽山に登っている時、度つきのサングラスのフレームが壊れるという小さなトラブルがあった。もっともこのサングラスは5年位使っていたので経年劣化だろう。
眼鏡をかけた山屋にとって山で眼鏡を壊すというのは致命的だ。ましてマイカー登山中なら泣きたくなるだろう。幸いなことに私はひどい目にあったことはないが、予備の眼鏡は必需品と改めて思った次第。特に長丁場のヒマラヤトレッキングで重要だ。
それにしてもある程度信頼できそうな眼鏡屋で買った眼鏡があっさり壊れるのはちょっとショックだ。
日本の技術を持ってすればもっと丈夫なものができそうだが、それでは買い替え需要が起きないので少し柔に作っているのではないか?と妙な勘繰りがおきる。


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今の若者は太り過ぎて戦争ができない、米国の話だが

2014年05月19日 | うんちく・小ネタ

にわかには信じがたい話だが、CNBCによるとアメリカの17歳から24歳の若者の内3/4以上は、「壮健さ」か「学力」の面で軍隊の採用基準を満たしていないという。

退役軍人を中心としたNPO法人の中にはToo fat to fight(戦うには太り過ぎ)というレポートを出して、学校での食事と教育に警鐘を鳴らしているところもある。

敵と戦う前にジャンクフード撃退と高校の卒業証書獲得のための戦いが求められるのが今のアメリカの若者、ということだろうか?

しかしこの話を逆手にとって考えると、戦争のない世界を作るためには、バカとデブを増やせばよいということになる。

ほめ殺しではないけれど、「お宅も豊かになったのだからドンドン美味しいものを食べてください」と煽てて、ジャンクフードを輸出し、日本の脅威となりそうな国に太っちょを増やすというのは面白いアイディアかもしれない。

話は変わるが太っちょが増えたというと、近くの神社のお祭り等で警備に出てくるお巡りさんの中にお腹が出ている人が増えているのが気になった。「あんなに太っていては、犯人を追いかけて50mも走ることはできないだろうなぁ」と思わせる巡査が目につくのである。祭の時は内勤の人も応援にでるだろうから、お腹が出ているのは内勤の人だけかもしれないが。またこれも高齢化の影響だろう。

若者が太り過ぎや学力不足で軍役に向かないというのは、世界平和のためにプラスになるかもしれないが、近所のお巡りさんには「壮健さと情報リテラシーの高さ」を期待したい。少なくとも「悪いことをして追っかけられたら捕まる」と思われるのと「あの体型なら捕まりっこない」と思われるのでは、犯罪抑止力が相当違うと思う。

コメント (1)
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