金曜日の午後半日休暇を取ってワイフと上野の西洋美術館にいった。12月の初めまでやっている「ベルギー王立美術館展」を観るためだ。旧祝日に美術展に行くと観客が多くて大変苦労する。特に大半の人は入り口辺りに立ち止まるから厄介だ。どうせしばらくすると疲れてきて「どれもこれも似ているなぁ」などと思い足が速くなるのだから、入り口近くでやたら立ち止まるのは止めてもらいたいものである。と声高にいう訳にもいかないから、都合がつく限り私は休みをとって美術展を鑑賞することにしている。
さてルーベンス等フランドルの巨匠の名作が並ぶこの展覧会だが、やはりブリューゲル、ルーベンス、ヴァン・ダイクといった16世紀頃の巨匠の作品がすばらしい。特にルーベンスのつややかな黒は良い。
さて西洋美術館を出てぶらぶらと池之端にある旧岩崎邸に行ってみた。ここは1、2度入り口まできたことはあるのだが、中に入るのは初めてだ。前に来た時は時刻が遅かったのだろうか?
写真は洋館北側だ。設計は三井倶楽部など明治の名建築を沢山設計したジョサイア・コンドル。外装は端正にして細部に凝りが入っている。入り口にルリマツリが咲いていた。
岩崎邸の内装は素晴らしいの一言に尽きる。壁紙は和紙を4,5枚重ねて型押しをして彩色をほどこしている。一部屋の壁紙代が1億円という案内の方の説明に小さな驚きの声があがる。完成当時の岩崎邸は1万5千坪の敷地に20棟以上の建物が建っていたということだ。
和室を通って出口に回るとモッコクの実がなっていた。
最後は広大な庭から洋館の南側を見る。
西欧美術の名品を見た後は旧岩崎邸の広大な庭などを散歩して余韻を楽しむというのが、秋の日の午後のちょっと優雅な過ごし方である。