金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

眼鏡の予備って必要なんだね

2008年11月09日 | うんちく・小ネタ

昨日ゴルフに行った時、お昼ご飯を食べた後突然眼鏡のフレームのねじが「折れて」ガラスが外れた。午後のプレーまで余り時間がないので、フロントで輪ゴムを貰い結合部分を輪ゴムで縛って応急措置を済ませた。

私は裸眼の視力が0.1-0.2程度なので、眼鏡がないとゴルフや車の運転は勿論のこと街歩きも不自由だ。山登りや泊まりの旅行に行く時は大体予備の眼鏡を持って行くが、ゴルフでは忘れることが多い。

余談になるが輪ゴムで縛った眼鏡で午後のゴルフをスタートすると、最初のロングはなんとパーであがった。次の長いショートはボギー、ここまではまあまあだったのだが、その後はダブルスコアを叩いたりで散々だった。これは眼鏡のせいではない。このところほとんどラウンドしていないので藤ケ谷カントリーのような距離のあるコースだとスコアがまとまらないのだ。でも今回の不出来は眼鏡のせいにしておこう。

モノには寿命があるというが、信頼している眼鏡が破損するととんでもないことが起きることが改めて分かった。これからはいつも予備眼鏡を持って行くことにしよう。それと何かと便利なのは「輪ゴム」。何個かの輪ゴムを財布の底や山登りの時の救急パックの底に入れておけば何かの時に役に立つことを改めて認識した次第だ。

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社会的に正しいことは経済学的に正しい

2008年11月09日 | 国際・政治

今年経済学でノーベル賞を受賞したポール・クルーグマンはバリバリの民主党支持者で反ブッシュの論客である。クルーグマンはニューヨーク・タイムズのコラムニストでもあり、時々同紙に寄稿しているので私も読むことがある。

今日のコラムでクルーグマンはオバマ政権に対して「景気後退期だからといって公約で掲げた社会政策を恐れることなく推進しなさい。不況下で財政赤字が一時的に拡大しても容認される。不況下において医療保険や失業給付を拡大することは、キャピタル・ゲイン税を削減するよりもはるかに景気刺激策として有効だ」と述べている。

その中でクルーグマンはGood morals are good economics.と述べている。Good moralsとは社会正義の観点から見て良い判断のことである。文書全体としては「弱者救済というように社会正義の観点から正しい判断は経済学的見地から見ても正しい」ということである。

クルーグマンは更に疲弊している地方政府への補助金を増やし、必要な公共サービスを維持し、雇用を確保することが必要だという。それは経済的に単に経済的に可能であるだけでなく、必要なのである。彼はこれを「新ニュー・ディール策」と呼んでいる。

ところでクルーグマンが日本で話題になっている「給付金」の話を聞いたらどう評価するだろうか?恐らくバラマキではなく、本当に援助を必要とするところに集中的に支出を行うべきだと述べると私は考えているがどうだろうか?

もっとももし彼が「給付金支給を強く主張している公明党は、給付金が支給されたら党員にそれを寄付させ、次の選挙資金を作ろうとしている」という裏話を聞けば、あきれて返事もしないかもしれない。

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慶応義塾創立150年

2008年11月09日 | うんちく・小ネタ

昨日(11月8日)某船会社の社長さん達とゴルフに行った。昼食時にその社長さんが慶応大学ご出身なので「慶応義塾創立150年式典」のことが話題になった。慶応と縁のない私は知らなかったが、昨日大掛かりな式典が催されたそうだ。その時私にふと「どうして慶応年間よりも前に学校が設立されているのに慶応というのだろう?」という疑問が起きた。

今から150年前というと1858年である。この年は慶応年間より前だ。40年程前の大学受験知識に頼ると徳川幕府の大政奉還は「いやむなしく」つまり1867年である。「慶応」は4年で終わっているから慶応元年は1865年になる。ここまではゴルフ場で考えた。

今朝歴史年表を開いて問題の続きを調べた。年表によると福沢諭吉が「築地鉄砲洲中津藩邸内に蘭学塾を開いた」のが1858年安政5年である。この年日米修好条約が調印され安政の大獄が始まった。

福沢諭吉は後に蘭学塾を芝に移した。これが1868年慶応4年4月のことで、塾の名前もこの時慶応義塾と変わった。ついでだから慶応という年号の意味も調べた。出典は晋朝の文人・陸機という人が書いた「慶雲応輝 皇階授木」という言葉からきているということだ。慶雲応輝は「慶雲(めでたい雲)応(まさ)に輝く」というおめでたい言葉だ。皇階授木は意味不明。

ところで昨日の創立式典では天皇皇后両陛下がご出席され、陛下は祝辞を述べられた。余計なことだが天皇陛下が慶応義塾の創立式典に出席されたということは、今後他の学校の創立式典にも出られるということだろうか?などと余計なことに興味を持った。

あるいは陛下は元塾長の小泉信三氏に帝王学を学ばれたので、慶応は特別扱いだったのだろうか?

無論、近代日本の発展に貢献した多くの人材を輩出した慶応義塾の節目の創立記念祝典に陛下がご出席されることは喜ばしい限りである。

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