ニューヨーク・タイムズによると中国が空母を持つ日は近い。空母は英語ではAir craftcarrierだが、記事の中でわざわざ"Aircraft mother ships"と書いてあったので、空母の中国語を調べてみたら航空母艦であった。恐らく中国は日本の「航空母艦」を借用したのだろう。
大連では今ワリヤーグVaryag型空母の艤装が進められている。英語版ウイキペディアによるとこの空母は旧ソ連が建造したものだが、電気工事を行う前にソ連が崩壊したためウクライナに移され、その後オークションで中国が購入したという曰く因縁のある船だ。
米国の海軍情報局によると2010年から12年の間にこの空母は練習船として運行開始の見込みだ。なお中国が一から建造する空母が就航するのは2015年以降になるということだ。
中国は現在駆逐艦、潜水艦、水陸両用船を含む190の海軍艦船を持っている。因みに米海軍は11の空母を含む285の艦船を持っている。
タイムズは「中国が空母を就航させることは米国政府に足元がすくむようなショックを与えるかもしれないが、米国の戦闘機の能力やクルーズ・ミサイルのプラットフォームなどの戦闘能力の差を考えるとミリタリー・バランスの変化はないだろう」「しかしこのような現実は議会や同盟国の警告の中で見失われるかもしれない」というボストン大学のロス教授の意見を紹介する。同氏は「空母は力の投影であり、中国国内に鳴り響くとともに他国にも鳴り響く」と述べる。
米国の海軍大学の研究員は中国が艦載機を購入し、補助艦を建造し、演習を行うコストは100億ドル(9千億円)だと推定している。(余談ながらこれも稼いだ外貨の使い道か?)
中国政府は以前から空母を持つ意思を示していた。中国の梁光烈Liang Guangle国防相は「中国は永久に空母を持たないということはない」と日本の防衛相に述べたと新華社通信は伝えている。
また中国の06年国防白書は海軍の使命は沿岸防衛から海洋での防衛活動に拡大するだろうと述べている。
中国の空母がアジアの海に出現した時、日本、韓国、ベトナム、フィリッピンなど領海問題を抱える国々には大きな圧力となるに違いない。
私は多くの日本人は政権選択において中国の軍事パワーが誇示されることを考慮して判断を下すべきだった・・・と考えている。