10月25日(日曜日)、会社の山仲間を中心とした9人で宝台樹キャンプ場から武尊山(2,158m)を往復した。キャンプ場から5分程車を走らせ、武尊神社の手前で駐車。登山開始は6時15分頃。
神社の横の看板には貞観(西暦865)の頃より「保宝鷹神社」と称され・・とある。これが事実だとすると空海が高野山に金剛峰寺を建立してから50年位後のことなのでもの凄く古い神社だ。
40分程林道を歩くと剣が峰に向かうコースと武尊山に登るルートの分岐点である。左側の武尊山ルートを登る。道は小さな沢を4,5回横断しながら尾根を目指す。1時間弱の登りで尾根に出た。数分歩くとトタン屋根の避難小屋が左手の谷底に見える。9時10分頃最初の岩場に到着。
武尊神社からのルートには3ヶ所岩場がある。特に危険というほどのことはないが、足場が滑りやすいので注意したい。武尊山の石は押しなべて平滑で滑り易い。
木製の梯子が傾いているのも気になるところだ。何時か誰かが転倒するのではないか・・・という気がする。武尊山は地味な山で登山客が八ヶ岳などに比べると少ないのでこんなチャチな梯子で間に合っているのだろう。
頂上に近付くにつれ、風が強くなり寒くなってきた。頂上の手前の山道はスレート瓦のように薄い石が敷き詰められている。石を踏むたびに乾いた金属音がした。10時2分頂上到着。霧の中で何も見えない。
風に当たると寒い。下山後見たら水上の気温が15度位だったので、1500m程高い武尊山の頂上では気温は5度前後だったのだろう。昼食を食べて来た道を引き返す。
13時林道終点到着。13時55分駐車場。正味は登り4時間降り2時間半のルートだが、降りは足が疲れたので休み休み降りたので少し時間がかかった。
下山後JR水上駅の近くの日帰り温泉に入って帰る。お湯に浸かると体がジンジンした。結構冷えていたのである。温泉から出ると4時前なのに水上の空は薄暗かった。山には冬が近づいている・・・と感じながら私は東京に向かった。