金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

早春の京都、JR東海パックが得かな?

2013年02月17日 | うんちく・小ネタ

2月の半ばを回ったが寒い日が続く。来月下旬にはワイフが同窓会で京都に行くというので、ホテル+新幹線をJR東海のパックで予約した。同窓会を開催するブライトンホテルにパックがあれば良いのだが、シングルユースのパックがないので河原町三条のロイヤルホテル&スパのパックを使うことにした。

往復のぞみ利用で一泊食事なし、料金が34,200円だ。新幹線代が往復で27,440円だからホテル代は6,760円という計算になる。この手のパックはハイシーズンになると結構高くなるが、ワイフが旅する3月23-24日頃はまだ春の観光旅行には早くて人気が低いということだろう。

寒いが続いていると1ヶ月後に春が来るとは予想し難いのである。

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日本に経済成長が必要な理由

2013年02月17日 | 金融

週末のG20会議では「通貨戦争」を避けることが確認された。安倍政権発足の目処が固まった昨秋以来円はドルに対して16%、ユーロに対して19%下落していた。これに対してユーロ圏からは円安政策は通貨戦争を引き起こすという警告が出ていたが、世界の金融財政トップは通貨戦争を避けることで合意した。またそれは日本がデフレ脱却に向けて積極的な金融政策を持続することに青信号を灯したともいえる。

日本にとって経済成長、特に名目的な経済成長が必要な理由は、持続的な経済停滞が、社会的・政治的さらには道徳的に幅広いダメージを日本に与えてきたことだと私は思っている。

明日相続学会で話すことの一部と重なるけれど、親の遺産をめぐる兄弟の争いが激化するいわゆる争族問題の一つの背景は、遺産への過大な期待感があると思う。

親の遺産に頼らなくても生活できるような家計構造を作ることができるならば遺産をめぐる争いは緩和されるはずだ。また遺産の絶対額がある程度大きいと相続人間の不公平をある程度容認することができるだろうと私は考えている。これは「持続的な経済成長は他人よりも良い生活をしたいという欲望を弱くする」という経済学の一つの原則を応用したものだが。

経済成長が社会の変化に対する人々の許容度を高める機能を使って、構造改革と効率化に向かって変革を推進するべき時がきた、というべきだろう。「構造改革なくして成長なし」といった総理大臣がいたが本当は「成長なくして構造改革なし」というべきだったのだ。

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