2年前に買って最近はよく山に連れて行っていたソニーのミラーレス一眼Nex5が2週間ほど前突然動かなくなった。ヨドバシカメラ経由でメーカーに修理見積もりを依頼したところ、5万円以上かかるという話だった。数カ所腐食しているところがあるので、パーツの全面的な交換になる、ということだ。2年しか使っていないのに壊れるとは・・・・という気もするし、一方相当乱暴に扱ってきたので、やはり壊れたか・・・という気もする。
乱暴に扱った、というのは温度差の激しい内外の山を持ち歩き、カメラの内部に結露を招いたのではないか?ということである。またヒマラヤトレッキングでは細かい砂の粒子が内部に侵入した可能性もある。
私は自宅ではカメラ・レンズは除湿機付の専用ケースに入れているが、山では割りと乱暴に扱ってきた。それでも何台かのオリンパス一眼レフ(高級機のE3ではない)は黙って耐えていてくれたが、Nex5は故障してしまった。たまたまの巡りあわせか、ソニーのミラーレスは結露に弱いのかは知らないが、2年前のカメラを5万円も出して直す理由はない。その値段を出すと新しいカメラを買うことができるからだ。
レンズが2本残っているのと、ネットでの評判が良いので、Nexの後継機種を買おうと考えてヨドバシカメラに出かけた。Nexの中級以上の後継機種には5,6,7の3タイプがあるが、まよわず6を選んだ。5と6を較べて6を選んだ理由はファインダー(電子)があることだ。明るい野外では液晶モニターは見えないことがあるので、私にはファインダーは必須だった。6と7で6を選んだ理由は二つあった。7の方がやや高級(例えば撮像画素数が24百万画素vs16百万画素)で値段が高いが、大きな印画紙に焼き付けることはなく、ネットでの利用が中心だから7はオーバースペックである。一方6には7にない機能としてwifi転送機能がある。どこまで使えるかは分からないが、面白い機能ではある。
以上のようなことからNex-6を選んだ次第だ。
少し触ってみると2年間でNexは随分進化したと思った。フォーカスについては精度優先のコントラスト検出方式と速度優先の位相差検出方式をミックスさせた。またデジカメの苦手な明暗の大きな被写体の写真を一度のシャッターで複数の写真を撮り合成させるような撮影を自動で行う「プレミアムおまかせオート」も山や古い社寺の撮影では使ってみたい機能だ。
触った感じでは大きなモードダイヤルが使い良さそうだ。
しかし山に連れて行くとなると、結露を初めカメラを痛めるリスクは高い。できるだけ温度差を少なくするように布製バックに入れて使うなど工夫をしてみよう。それでも短命が怖いので、ヨドバシカメラの1年保証に入っておいた。