昨日リリースされた連邦公開市場委員会FOMCの1月の議事録で、QE3の終了時期をめぐって意見の対立があることが明らかになった。昨年9月に連銀は労働市場が顕著に改善するまで市場から金融資産を買い続けるというopen endedなコミットを示した。毎月850億ドルのペースで資産購入が進み、連銀のバランスシートは3.078兆ドルに達する。FTによるとこのペースで行くと年内には4兆ドルまで拡大すると見込まれている。
連銀理事の中には、資産購入を続けることのコストとリスクに対する懐疑的な意見が出ており、QE3は当初予想より早く終わるのではないか?という観測が市場に広がり、昨日の米株は大幅安。S&P500は昨年11月以来の安値となった。
金利上昇観測から米ドルは堅調に推移。今日の東京市場は米株安に連動するだろうが、ドル高をどう評価するかがポイントだろう。