金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

レーダー照射でなく、銃口を向けたと言えば?

2013年02月06日 | ニュース

今日(2月6日)の新聞はニュースが盛りだくさんだった。一つは雪のユース。気象庁は1月中旬の関東地方の降雪を少な目に予報し、それが各地での事故につながったと反省して、今回は多目に予報を出したようだ。朝から森々と雪が降っているが、気温が高くみぞれ混じりなので積もる可能性は低そうだ。

次のニュースは日銀白川総裁の任期満了前の辞任。このニュースを受けて海外では円安が進んだ。企業の好決算を材料に反発した米国の株高と円安を受けて日本株も今のところ大幅な反発。昨日の大幅下落(▲213円)を跳ね返して今のところ、270円のプラス。

最後のニュースは「中国のフリゲート艦が海上自衛隊の護衛艦にレーダーを照射した」という事件。日本のマスコミは上品で婉曲な表現を取っているが、要は中国のフリゲート艦が日本の護衛艦に照準を合わせたということ。

FTでははっきりとChina aims weapons at Japanese warshipと書いている。中国は日本の軍艦に銃口を向けた、のである。この辺りはモノゴトを直裁に表現する習慣をつけないと大事な時に判断を誤る。

ついでにいうと護衛艦という軍艦の名称。軍備を持たないという平和憲法の建前から護衛艦という名称になっているが国際法上は完全な軍艦で駆逐艦である。駆逐艦は英語ではdestroyerだ。「破壊者」の名前が示す通り、装甲は薄いが高速で走り艦船の防御や攻撃を行う強力な軍艦だ。軍艦のサイズでいうとフリゲート艦より大きく巡洋艦よりは小さい。なお銃口を向けられた「ゆうだち」は「むらさめ型」の護衛艦(4,500トンクラス)で、世界でも上位の性能を誇る。もし戦闘となれば格下のフリゲート艦は直接対決を避ける(可能であれば)のではないか?と思われるが、勇敢にも銃口を向けてきた。随分ナメられたものだ、と思う。

コメント
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