第2四半期明けの昨日(4月1日)S&P500は4,000ポイントの大台を超えた。2000ポイントから3000ポイントに達するのに要した取引日日数は1,227日だったが、3,000ポイントから4,000ポイントに達するのに要した日数は434日に過ぎなかった。
相場を押し上げた一つの要因は3月のISM製造業景況指数が予想61.7より高く64.7となったことだ。
新規失業保険申請数は前週の658千人から増えて719千人だったが悪材料にはならなかったようだ。
今日発表される3月の米国雇用統計についてはダウ・ジョーンズ予想では非農業部門雇用者増は675千人で失業率は6.2%から6%に低下されることが見込まれている。
バイデン大統領が発表した250兆円規模のインフラ投資計画もプラス材料だった。
ところで少し前まではハイテク株など成長株を売って出遅れていた割安株を買う動きが目立ったが、ここにきてこのセクターローテーションは行き過ぎじゃないか?という見直し機運も出始めているようだ。
まあ株式投資が好きで、少しでも他より値上がりしそうなところに投資したい人はセクターや銘柄を物色するのも悪くないが、のんびりとでも着実に資産を増やそうと思う人にとっては、米国株の平均値であるS&P500インデックス投資が一番良さそうだと改めて感じた次第。