ファイナンシャル・タイムズはメリルリンチの富裕層に関する調査の概要を報じていた。
自宅を除いて100万ドル(約9千万円)の資産を持つ個人を富裕層と定義したこの調査によると、昨年末時点でアジア・太平洋地区と欧州には各々約3百万人の富裕層がいる。富裕層の資産合計ではアジア・太平洋地区が9兆7千億ドルで、欧州が9兆5千億円だ。初めてアジア・太平洋が欧州を抜いた。地域別で南アーワンなのは北米で約3.1百万人の人が10兆7千億ドルの資産を持っている。
世界の富裕層の数は約1千万人。この内約半分は米国、日本、ドイツにいる。だがこの分野でも中国は追い上げていて富裕層の数は48万人で4番目になった。インドの富裕層も2009年に倍増して12.7万人になった。
富裕層が減少したのは中東地区でドバイの不動産危機で、富裕層は19%減少した。
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トップ1千万人は世界の総人口の僅かに0.16%に過ぎない。年収が500万円の人でも世界のトップ2.16%なのだ。世界には一日2ドル以下で暮らす人が30億人いるという。