3月27日日曜日、快晴ながら北風が冷たい。今年は例年より寒い。去年のブログを見ると3月15日にコートを脱いだと書いているが、今年は4月の初めまでコートが必要かもしれない。
寒いがウインドブレーカーを着て、多摩湖までサイクリングをした。自宅を出て30分程で多摩湖の下の堤防に到着。
多摩湖の向こうに大岳山がはっきりと見える。ポコッとした頭が突き出た大岳山は、江戸時代から東京湾を航行する舟が方角を確かめるため目印とした山だ。大岳山と丹沢の大山が目印に山で二つの山を見ながら東京湾の中を行き来したらしい。
多摩湖から西に走り、野山北公園に立ち寄った。「かたくりの湯」という日帰り温泉があるが、時間が早いので開業していない。
小さな桜の木に桜が満開だった。葉と花が同時なので山桜系だろうか?
この辺りは青梅街道と並行して、低い丘陵が東西に伸びている。丘陵の上まで地道を自転車で登ってみた。まだ若葉をつけないクヌギの木立には早春の日差しが眩しいくらいだ。ハイキングの人もマウンテンバイクで遊ぶ人も誰もいない。
東日本大震災の余波で疲れているのか?あるいは外に出るには少し寒いからか?
辛夷(こぶし)の白い花が青空と鮮やかなコントラストをなしている。
丘陵を降りたところに、小さな神社があった。神社の名前は十二所神社、由緒を書いた札によると、天神七代地神五代を祀るので十二所というそうだ。和銅元年の創立というからもの凄く古い神社だ。十二の神様に日本の復興をお願いする。
ここから青梅街道を走って多摩湖に入り口まで戻る。青梅街道は2車線で比較的車線の幅が広く自転車で走り易い道だ。また日曜日の朝は交通量も少ない。
多摩湖下からは多摩湖自転車道に入る。空堀川の脇に河津桜の並木があり、花をつけていた。
多摩湖自転車道沿いにはソメイヨシノが沢山植わっているがこちらのつぼみはまだ固い。
小平を過ぎたところで、寒緋桜と菜の花の写真を取り、今日の花見の最後とした。
例年の3月最後の週末であれば大勢の散歩者、ランナー、サイクリストで賑わう多摩湖自転車道だが今日の人出は少ない。外へ出る気にならない人が多いのだろうが、家の中にいても気持ちは塞ぐだろう。少し冷たいが春の風に吹かれながら、2,3時間汗をかくと気持ちがすっきりする。電気も使わないから休日のサイクリングは、一石三鳥位の効果がある。