金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

東電は停電地域選択理由を明確にするべし

2011年03月28日 | ニュース

KuronekoShironkoさんから「東電は停電地域選択理由を明確にするべし」というコメントを頂いた。誠にそのとおりだと思う。

ついでにいうと、企業等大口ユーザは「万一の場合電力供給の制限を受ける」ことを前提に、割安料金で電力供給を受けているはずであり、東電は企業・官庁等への要請を強化するべきだ。

ところで企業や大きなビルの中には、軽油・重油による緊急自家発電装置を持っているところが多い。ただし備蓄燃料は数時間から数十時間程度で、一度発電すると燃料確保の問題が起きる。ただし今回は緊急事態である。誰かが音頭を取ってこのような「発電装置」を活用することを考えてはどうだろうか?燃料の安定供給が可能であれば、結構な発電量になるのではないだろうか?

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計画停電情報、機能せず

2011年03月28日 | ニュース
スマートフォンに、ダウンロードした計画停電情報アプリだが、今朝は正しい情報を提供せず。自宅地域は停電というマークだが、実際は停電せず。アプリの問題というよりは、東電が正確なデータベースをタイムリーに更新していないことが問題だ。一体東電はどうなっているのだろう。

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早春の多摩湖に小さな桜を見た

2011年03月27日 | サイクリング

3月27日日曜日、快晴ながら北風が冷たい。今年は例年より寒い。去年のブログを見ると3月15日にコートを脱いだと書いているが、今年は4月の初めまでコートが必要かもしれない。

寒いがウインドブレーカーを着て、多摩湖までサイクリングをした。自宅を出て30分程で多摩湖の下の堤防に到着。

Oodakesan

多摩湖の向こうに大岳山がはっきりと見える。ポコッとした頭が突き出た大岳山は、江戸時代から東京湾を航行する舟が方角を確かめるため目印とした山だ。大岳山と丹沢の大山が目印に山で二つの山を見ながら東京湾の中を行き来したらしい。

多摩湖から西に走り、野山北公園に立ち寄った。「かたくりの湯」という日帰り温泉があるが、時間が早いので開業していない。

小さな桜の木に桜が満開だった。葉と花が同時なので山桜系だろうか?

Noyamakita

この辺りは青梅街道と並行して、低い丘陵が東西に伸びている。丘陵の上まで地道を自転車で登ってみた。まだ若葉をつけないクヌギの木立には早春の日差しが眩しいくらいだ。ハイキングの人もマウンテンバイクで遊ぶ人も誰もいない。

東日本大震災の余波で疲れているのか?あるいは外に出るには少し寒いからか?

Kobusi

辛夷(こぶし)の白い花が青空と鮮やかなコントラストをなしている。

丘陵を降りたところに、小さな神社があった。神社の名前は十二所神社、由緒を書いた札によると、天神七代地神五代を祀るので十二所というそうだ。和銅元年の創立というからもの凄く古い神社だ。十二の神様に日本の復興をお願いする。

Jyuunishosha

ここから青梅街道を走って多摩湖に入り口まで戻る。青梅街道は2車線で比較的車線の幅が広く自転車で走り易い道だ。また日曜日の朝は交通量も少ない。

多摩湖下からは多摩湖自転車道に入る。空堀川の脇に河津桜の並木があり、花をつけていた。

Kawazuzakur

多摩湖自転車道沿いにはソメイヨシノが沢山植わっているがこちらのつぼみはまだ固い。

小平を過ぎたところで、寒緋桜と菜の花の写真を取り、今日の花見の最後とした。

Kannhizakura Nanohana

例年の3月最後の週末であれば大勢の散歩者、ランナー、サイクリストで賑わう多摩湖自転車道だが今日の人出は少ない。外へ出る気にならない人が多いのだろうが、家の中にいても気持ちは塞ぐだろう。少し冷たいが春の風に吹かれながら、2,3時間汗をかくと気持ちがすっきりする。電気も使わないから休日のサイクリングは、一石三鳥位の効果がある。

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いよいよ来週はわが家も停電か?

2011年03月25日 | ニュース

先週から首都圏を悩ませている計画停電の問題。会社でも既に2,3回停電した人が出ている。一方23区以外でもまだ停電していない人もいる。何を隠そう、わが家もその一人だ。

ところで今日東電は今日新しい停電地域の発表を行った。それによると今までの停電地域は更に5つ分割される。特定の地域が停電するかどうかを調べるのはより手間がかかるようになった。そこで簡単に自分が住んでいる地域など、特定の地域の停電帯を調べるアプリケーションを探してみた。

一つはスマートフォンのアプリケーションの「計画停電情報」http://market.android.com/details?id=com.okolabo.android.teidennotify&feature=related_apps

無料でダウンロードできるこのアプリは中々のスグレモノだ。郵便番号をキーに停電情報を検索することができる。またGPS機能を使って「現在地」の停電計画情報を入手することができる。こういうソフトで気になるのは信頼性だ。今日会社で何人かの人について調べたところ、正確な情報が検索できたので信頼できるのではないか?と考えている(無論科学的にOKがでるレベルまでテストをしたわけではない)

パソコンで停電地域を検索できるHPとしてはこのような先がある。http://kamijin-fanta.info/kantou/

因みにアンドロイドとパソコンのこのサイトで調べたところ、私が住んでいる西東京市芝久保町5丁目は3月28日の朝6:20から10:00まで最初の停電が来る予定。今まで近くにある田無タワーという電波塔(タクシーの無線などの中継に使われている)があるおかげ計画停電地域から外れていると思っていたがどうもそうではないらしい。

来週もまた停電検索アプリに頼ることが多そうだ。

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大地震5日後に米国投資家の日本株買い急増

2011年03月24日 | 投資

昨年12月から3ヶ月連続で米国投資家が日本株EFTを買い越していることは以前から知っていた。ニューヨーク証券取引所に上場されている最大の日本株ETFはBlackRock'sのiShareだ。3月11日の東日本大震災で米国投資家は泡を食ったのではないか?と思っていたが、そんな柔(やわ)な連中ではなさそうだ。

ユーヨーク・タイムズによると、先週米国投資家は日本株ETFに12億ドルを投入した。地震の後、投資家は2営業日様子を見ていたが、東京で株価が約10%した後買いに動いた。大震災5日後の3月16日だけで、7億ドルのETFが買われている。これは過去最大の資金流入額だ。

タイムズは日本株が買われた理由は投資家が割安と判断したからだろうと述べている。日経平均はリバウンドしているが、震災前に較べるとまだ9.43%低いレベルだ。日本株のバリュエーションが低いので、長期投資の観点から個人投資家の買いが入ったとのだろうと投資調査組織TrimTabsのチェン氏は分析している。

長期投資家は概ね日本に起きた震災危機で世界の株価が低下したことを買い場と見たようだ。モルガンスタンレーが昨日発表した調査レポートでは、地震とその後遺症で日本は今年リセッションに戻るかもしれないが、世界の経済成長率に与える影響は軽微である。災害は些細な訳ではないが、世界経済の相対的に力強いリカバリーを脱線させるものではないだろう」と述べている。

今まで日本株に投資していなかったEvermore Global AdvisorsのMarcus氏は「インフラセクターを含めて日本株をもっと念入りに見ていきたい。ただし投資に踏み出すかどうかは、震災が政治と経済の変革の触媒になるかどうかにかかっている」と述べている。

☆   ☆   ☆

アメリカ人がリスクマネジメントと優れていて、日本人が劣るとは言わないが、今回の原発事故などを見ると、日本の政府・マスコミは最初は楽観的な見方を示し、その後少しづつ悪い材料を提供する傾向があるのではないか?と思われる。

古くは太平洋戦争然り、新しくはバブル後の不良債権然り。そして今回の福島原発事故問題然り。

ただしこれが日本人の特性かどうかは分からない。欧州の国債問題を見ると自国の問題については楽観視する傾向は万国共通なのかもしれない・・・

このように考えると比較的冷静に判断できる立場にある米国投資家が日本株ブルなことは良い材料なのかもしれない。

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