金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

サルギ尾根から御岳山へ

2012年06月24日 | 

6月23日土曜日、会社の山仲間と奥多摩のサルギ尾根に出かけた。サルギ尾根というのは、上養沢の養沢神社から高岩山に続く尾根で踏跡ははっきりしているが、地図には出ていないルートである。「sarugi.pdf」をダウンロード

9時少し前に武蔵五日市駅前から2台のタクシーで養沢神社に向かった。乗車時間は20分程度だ。途中渓流にフライを飛ばしてヤマメを釣っている人を多く見かけた。

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養沢神社の境内では狛犬ならぬ狛龍が見張りをつとめていた。

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9時20分出発。サルギ尾根の取付きは神社の右手だ。標識に従っていくと、いきなり急な斜面が標高差にして百メートルほど続いた。空気が湿気を帯びているので汗が吹き出てきた。

午前11時高岩山(920m)到着。頂上は木に覆われ眺望はない。

Dsc00264

高岩山から少し下りがあり、その後展望台(下高岩山)への急登があった。展望台到着11時53分ここで昼食。ただし曇っていてあまり展望はない。昼食後は芥場峠から御嶽神社に向かった。写真は神社手前の天狗の腰掛け。

Dsc00269_3

誰にも合わなかったサルギ尾根とは違い、このあたりは色々な格好のハイカーや山歩きの人で一杯だ。神社脇のジュラルミン製の急な坂を登り御嶽神社へ。到着は午後1時10分。

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御嶽神社からは日の出山(902m)を経由してつるつる温泉に向かった。日の出山は最後の急登に汗をかきながら、午後2時15分に到着。下山路にコアジサイの花が沢山咲いていた。

Dsc00277

午後3時26分つるつる温泉到着。温泉は子供連れの人などで結構混んでいて、洗い場に行列ができるほどだった。風呂の後は展望食堂でビールや地元の銘酒・喜正を飲みながら山談義に花を咲かせた。

これがリース山の会としての最後の山登りになった。メンバーとは今後も一緒に山に行くがお互いに今の会社は離れるので会の名称は「室町山の会」にでもしようと考えている。

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シメは蕎麦、蕎麦は神田のまつやで

2012年06月23日 | うんちく・小ネタ

6月22日(金曜日)今の会社に来る最終日になった。午後4時オフィス移転のために引越屋が来る頃なので退社し、仲間4,5人で神田の松屋に行った。老舗の居酒屋がオープンするには少し早いので、こんな時は蕎麦屋に行くに限る。会社からまつやまでは徒歩で10分弱。

早い時間だと思っていたが、まつやは八分以上の入りだ。

ノリ、ウニ、板わさなど軽いものをつまみながら飲む常温の日本酒は最高だ。別れの日の蕎麦は良い。

ふと見ると隣のテーブルでかまやつひろしさんが一人で蕎麦を食っている。まつやは老舗である。

外に出てもまだ明るかった。「もう一軒」という考えがちらっと頭をかすめたが、明日は山登りなので早く帰ることにした。蕎麦屋の酒はさっと切り上げて帰るのが、粋というものだろう。

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最近西武線の事故が多い・・・・

2012年06月22日 | インポート

最近西武線の事故が多い。これは感覚的な判断ではなく、スマートフォンに入る鉄道運行状況連絡で西武線の事故遅延が増えているという事実に基づく判断だ。

ドコモのスマートフォンにはiコンシェルという有料(月額105円)アプリが付いていて、このアプリ経由で予め登録している鉄道路線の遅延を連絡してくる。(なお余談だが僕は今無料お試し期間中でiコンシェルを使っているが、有料になっても使うかどうかは未定)

この遅延連絡が最近とても増えている。今までのところ通勤途上で遅延に大きく巻きこまれることはなかったが、事故が増えているという事実は気になる。

というのは「ハインリッヒの法則」という労働災害をベースにした経験則は、1つの重大な事故の裏には29の軽微な事故があり、29の軽微な事故の裏には300のヒヤリハット(ひやりとしたりハッとする危険な状態)があると教えるからだ。

西武線、特に僕が使っている新宿線で気になることは、危険防止に対する設備投資(踏み切りの立体化とかホームの転落防止柵の設置など)が非常に遅れていることだ。ラッシュ時にはかなりのヒヤリハットがあるのではないだろうか?

事故遅延が続くようだと、運行状況をタイムリーに連絡してくれるスマートフォンの運行情報連絡は手放せない(もっともヤフーが無料サービスを提供しているのでそちらに替えるかもしれないが)。

もっとも最近の鉄道事故の大きな原因は飛び込み自殺のようで、鉄道会社の事故防止対策には限度があるような気もするが・・・

情報技術の発達が増加する自殺による鉄道事故を「日常化」する・・・・何とも気が重い話である。

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書類の引越しはEvernoteで一気に片付ける

2012年06月21日 | デジタル・インターネット

今の会社に来る日も今日を含めて2日となり、身の回りの整理を始めている。パソコンの中身も引越しだ。無論業務に関する重要情報を持ち出すことはないが、市場関連情報や交友関係情報、自作の原稿などは移転することにした。

ファイルを持ち帰る方法には「メールで転送する」「USB等の外部メモリーに保存する」といった方法があるが、最も手軽で簡単な方法はEvernoteに添付することだと私は思っている。

私の会社では重要情報漏洩防止の観点から総ての持ち出しファイルは記録を残すため、サーバ上の特定のドライブを経由することになっているが、このドライブにコピーするのに手間がかかる。またメールに添付する場合は、ファイルの容量が大き過ぎると送れないことがある。

ところがEvernoteに添付するにはこれらの障害がない。

パソコン上でEvernoteを開き、ツールバーの右端にある下向けの山形をクリックし、クリップマークをクリックするだけだ。そしてドキュメントファイルからアップロードしたいファイルを選択する。一度の操作で複数のファイルを添付できるから非常に早く処理することができる。

Evernoteにアップロードしたファイルは、他のPCやスマートフォンで閲覧することができるし、ハードディスクにダウンロードすることも可能だ。つまりクラウドコンピューティングのメリットを十分享受することができる。なんとも便利なツールである。

反面企業側からは重要情報が簡単に持ち出されるリスクが高まったことになる。IT技術とセキュリティはイタチゴッコだ。結局のところ社員のモラルに頼るところが増えている。そのためには会社を良くして、社員のロイヤリティを高める必要があるのだ。

企業で起きる不祥事の背景には、潜在的な社員の不満やモラール(モラルではない)の低下がある。さらに大袈裟なことをいうとその背景には社会全体の停滞感・閉塞感があるのではないだろうか?

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ギリシャ緊縮派の勝利、市場は一応歓迎したが

2012年06月18日 | 金融

日曜日(6月17日)にギリシャで行なわれた総選挙で緊縮支持派が僅差で勝利をおさめた。ユーロは対ドルで1ヶ月ぶりの高値を回復。対円でも1.26円上昇。日経平均も銀行株の上昇等により180円ほど上昇している(18日9時半現在)。市場はギリシャがユーロから離脱する危機が回避されたことを素直に好感したと思われる。

だが緊縮支持派と反対派の得票差を見ると僅差なので、手放しで好感してよいのかどうかは多いに疑問が残るところだ。

直近のロイター(英語版)によると、97%の開票が済んだ時点で、新民主主義党(ND)は29.7%の票を得て、急進左派連合(SYRIZA)の26.9%を僅差で上回っている。また緊縮派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の得票率は12.3%だ。

選挙で1位になった党には50議席のボーナスが与えられるので、緊縮派の獲得議席は162議席(総議席数300)になると見られている。

「欧州の金庫」であるドイツのショーブル財務相は「ドイツ連邦政府は選挙結果はドイツの投票者達が広範な経済と財政の改革を行なうというコミットの表れと考えるだろう」という声明を発表した。またメルケル首相のスポークスマンはツイッターで新民主主義党のサマラス党首に「良い結果でおめでとう。早急に安定した政権を作ることを望みます」とコメントを発表した。

だが僅差の勝利に新政権が短命に終わるのではないか?と懸念する声は多い。ギリシャ国民の中には、汚職と時間の浪費でギリシャ経済を疲弊させ、世界最大級の債務国にしたND等既存政党に嫌々ながら投票した・・・というムードが強い。つまり積極的にND等を支持する訳ではないが、ユーロ離脱は避けたいという選択である。

またサマラス党首は経済成長助長の観点から救済パッケージの条件を再交渉したいと述べているが、ドイツは微調整以外は応じないという姿勢だ。

前途多難な船出である。

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