金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

「かぐら」ビーコンチェック、小考察

2019年04月22日 | 

先週末神楽峰にバックカントリースキーに出かけた。神楽峰には「かぐらスキー場」の第5ロマンスリフトの終点からシールを着けて歩き出す。第5ロマンスリフトはバックカントリースキーやパウダースキー愛好者の間で「ゴロマ」と呼ばれるほど人気のリフトだ。

リフトの終点に登山届の提出を監視するスキー場の監視員がいて、ここでビーコンチェックを行っている。

ビーコンとはスマートフォン程度の大きさで電波を発信する機器だ。これを体に付けておくと万一雪崩に巻き込まれた場合同行者に埋没場所を知らせることができる(同行者もビーコンを持っている必要があるが)。

神楽峰はバックカントリーエリアとして人気が高く、また遭難事故も多い。そこでスキー場が遭難事故防止のためスキー場の出口にビーコンチェックポイントを設けた訳だ。

スキー場のホームページによるとバックカントリースキーヤーに「ビーコン」「食料・飲料」「バックパック」の持参を義務付けている。

その努力は多とするが敢えて問題点を指摘しておきたい。

第一は「ビーコンだけでは雪崩に巻き込まれた人を救うことはできない」点だ。雪崩に巻き込まれた場合、ビーコンで埋没者の大体の位置を特定した後ゾンテという3mほどの金属棒で埋没者の位置を特定し、スコップで雪を掘り起こし、埋没者を救出する。つまり3点セットと呼ばれる「ビーコン」「ゾンテ」「スコップ」が必要なのだ。

第二に神楽峰周辺のバックカントリースキーの事故は「雪崩ではなく道迷いで起きている」ことだ。致命的な道迷いは「谷筋に滑り込むこと」と「スキー場に戻ることができない斜面を滑ってしまう」ことだ。神楽峰周辺は広々としているのでホワイトアウトすると地図と磁石で現在地を特定することは難しい。そこで役に立つのはGPSだ。スマートフォンのGPS機能では不安が残る(バッテリー切れなど)のでできれば本格的なGPSを携行したいものだ。

ビーコンも本格的GPSも数万円する機器だ。余裕があれば両方揃えるにこしたことはないが、神楽峰周辺で敢えて一つ選ぶとすれば、私はGPSではないか?と感じている。

ビーコンは電源を入れているかどうかをゲートの受信機で簡単にチェックできるので、チェックは簡単だ。だが管理者側のチェックの容易さがビーコンチェックにつながっているとすれば、多少本末転倒という気がしないでもない。

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念願の神楽・雁ヶ峰スキーツアー

2019年04月22日 | 

4月21日(日曜日)曇。みつまたロープウエイ下のみつまたロッヂを8時前にでて、第一高速リフト終点到着は8時50分。第5ロマンスリフトが運転開始するのは9時なのでジャイアントコースを一滑り。同行のKさんも快調のようだ。

第5リフト終点からシールを着けて登り始めたのは9時20分頃。9時50分中尾根手前のコルに到着。

1984mピークでシールを外し、霧ノ塔のコルまでは一滑り。

霧ノ塔は急斜面なのでトラバース気味に右の肩に登った。肩到着11時5分。

ここから本格的な滑降開始だ。眼の前には雁ヶ峰に続く緩い稜線が見え、左側に黒岩ノ平という雪原が広がっている。

この雪原を滑りながら尾根に達した。しばらく尾根上を滑り、雁ヶ峰手前で再びシールを着けた。

12時5分雁ヶ峰到着。振り返ると滑ってきた山並みがよく見えた。

雁ヶ峰からスキー場への滑り込みは東に伸びる広い尾根を滑っていく。ところどころ木の枝に目印の布がある。

昔の記録を見ると何の目印もない・・・とあるが、道に迷う人が増えたので目印が着けられたのだろう。

下り始めは快適だが尾根の下部になると雪が重く傾斜がきついので滑り難いところが出てきた。

ゲレンデを滑るスキーヤーの姿が見え始めるとほっとした。

13時10分林道に飛び出し、今回のスキーツアーは無事終了した。

神楽峰から雁ヶ峰を越えてかぐらスキー場まで滑るというのは、憧れていたコースだったが、中々敢行する機会がなかった。

今回天候と仲間に恵まれてクラシカルな山スキーコースを滑ることができて良かったと思う。

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快晴の神楽峰スキー登山

2019年04月21日 | 
昨日4月20日朝自宅からマイカーでかぐらスキー場にでかけた。目的は神楽峰から田代ゲレンデへの滑り込みだ。関越道児玉インター付近で事故渋滞があり、回避のため一般道を走って上里スマートインターに行く。結構時間がかかったので、正しい判断かどうかは不明。そんなことでスキー場に向かうロープウェイに乗ったのは12時50分。神楽峰に向かうリフトの最終時間14時になんとか間に合った。
13時50分シールを着けて登山開始。

35分で神楽峰到着。
目の前に苗場山が堂々とそびえている。

シールを外してスキー開始。14時40分頃だった。

15時に田代ゲレンデ到着。快晴のバックカントリースキーを楽しんだ。
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武蔵丘陵森林公園でネモヒラ・ポピー巡り散歩

2019年04月19日 | まち歩き

今日(4月19日金曜日)ワイフと東松山の森林公園に出かけた。

森林公園の正式名称は国営武蔵丘陵森林公園だが東松山の森林公園という方が所在がはっきりするので家庭内では東松山で通している。

さて今日のお目当ては「ネモヒラ」。

ネモヒラというと茨城県の「国営ひたち海浜公園」が有名だが、以前行ったことがあるし遠いので今回は近場の森林公園で楽しむことにした。

車を公園の「西口」に停めて5分ほど歩くとネモヒラ満開の丘が見えてくる。規模は「ひたち海浜公園」の数分(あるいは数十分?)の一以下に過ぎないが、ローアングルで写真を撮るとそこそこ迫力がある。

公園の入り口で「中央口に近い運動公園のアイスランドポピーが見頃ですよ」と聞いたので歩いて運動公園を往復した。

スマートフォンの歩数計によると往復で6km弱、歩数は9千歩弱だった。

うっすら汗をかく散歩だったが一万歩歩くのは結構大変である。

アイスランドポピーの畑はネモヒラの畑より広闊で気持ちが良い。ネモヒラとアイスランドポピーを回って約2時間だった。

今日の森林公園では大勢の幼稚園児と少数のシニアカップルが目についたが、人は少ないと感じた。

敷地が広大なので入園者が林の中に埋没してしまうのだろう。

だが後10日もすると大型連休で沢山の人が訪れることは間違いない。ネモヒラやポピーが盛を過ぎなければ良いのだが・・・・

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米国株、企業業績、小売売上高、失業保険申請好調で上昇

2019年04月19日 | 投資

昨日(4月18日)の米国株は、順調に推移した。ダウは106ポイント0.4%上昇して3連休を迎えた。

相場が上昇したのは、発表された企業決算が好調だった理由は3月の小売売上高が好調だったこと、先週の新規失業保険申請数が半世紀ぶりに低い数字となったことだった。

3月の小売売上高前月比上昇率は、WSJの事前予想1.0%を上回る1.6%。2月の嫌なムードを払拭する良い数字だった。

先週の新規失業保険申請者数は192千人でこちらも事前予想205千人を下回った。

これは1969年11月以降で一番低い数字だが、50年前に比べると人口規模や労働者数が増えているから「比率」という点では雇用市場の目覚ましい改善というべきだろう。

新規失業保険申請者数は、レイオフの「代理指数」と言われているが、今米国では雇用市場がタイトで新規採用が難しいことから雇用者はレイオフ(一時解雇)を敬遠する傾向にある。

ということで景気は底堅いように見えるが多くのエコノミストは今年の経済成長率については昨年の2.9%は到底期待できず、3月に連銀が発表した見込み2.1%またはそれより少し低い成長率に留まるという見方を示している。

今まで発表されたS&P500の四半期決算は8割強がアナリストの事前予想を上回っていた。

ところで米国市場は今日金曜日がグッド・フライデー(復活祭前の金曜日)でお休み。

ただしグッド・フライデーは連邦政府が定めた祝日ではないので、政府機関や企業の中にはオープンしているところがあるそうだ。

時々そのような企業が決算発表など重要なニュースを流して、休暇を楽しんでいる証券マンを慌てさせることがあるらしい。

やがて日本では10連休になる。大方の人にとっては滅多にない大型連休を楽しむ機会だが、海外相場にコミットしている市場関係者はヤキモキすることがあるのではないか?と他人事ながら多少気になっている。

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