金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

上海A株はまだ上がる?

2007年06月22日 | 株式

エコノミスト誌は上海A株の高騰ぶりを20世紀の他の大きなバブルと比べるとそれ程バブルになっていないのでまだ上昇する余地があるのではないか?と述べている。

少し詳しく紹介するとこういうことだ。

  • 20世紀には大きなバブルが3つあった。一つは1920年代のウオール・ストリート(米国証券)のバブル、1980年代の日本のバブル、90年代の米国のナスダックのバブルである。
  • ナスダックのコンポジット指数は1995年から2000年にかけて500%以上上昇した。また日経225は1984年から89年にかけて300%以上上昇している。これに比べて上海A株は過去5年間で160%上昇しているに過ぎない。
  • 更に上海A株の平均PERは約45倍だが、1989年の日経225と2000年初めのナスダックのPERは100倍を越えていた。

以上のことからエコノミスト誌は「中国の政治家が市場を沈静化させる強力な政策を取らない限り、バブルが崩壊する前に更に中国株が上昇する可能性は高い」と結論付けている。

さて個人投資家としては中国株にどう対処するべきだろうか?こういう時二つの対立することわざがあるのが困ったものだ。

「虎穴に入らずんば虎児を得ず」だろうかそれとも「暴虎馮河」だろうか?

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クレジットカードの二重引き落とし修復

2007年06月22日 | うんちく・小ネタ

数日前ファイナンシャルタイムズ(FT)の年間購読料がクレジットカードで二重に引き落とされたとブログで書いた。その後FTと二回電子メールでやり取りして引き落とした分を戻してもらうことで解決した。この間FTの対応は極めて迅速だった。

問題の原因はこういうことらしい。私は数年前FTを購読していて一旦終了した。その時のメールアカウントと今回購読を申し込んだ時のメールアカウントが異なったのだ。FTは申し込み名と電子メールアカウントを個人を特定するユニーク(一意)キーとして使っているが、一個人(私)に2つのメールアカウントが結びついたため、二重引き落としが発生した様だ。

メールにこう書いてあった。I have located the duplicate account with the e-mail address・・・・locateは発見する,duplicateは「コピーした」「そっくりの」ということで全体としては「私は○○という電子メールアドレスがついたそっくりのアカウント(私の名前)を発見した」ということだ。何だか立派なことをした様な表現である。

私にはこれはFTのミスの様に思われるが、FTは特にすみませんといった表現はとらない。英米人の常と言えば常だが、この程度のミスはインターネット取引ではよくあることというのが通り相場なのだろうか?私も「すみません」と言われなくても別に腹が立つ訳でもない。

むしろ非常に迅速なリカバリーに満足している。ただインターネット取引で登録する電子メールアカウントを変えると、トラブルが発生する可能性があることは頭に入れておいた方が良さそうだ。

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