「木っ端拾いの材木流し」という諺がある。小さな倹約をしても大きなところで無駄遣いしていることを指す言葉だ。昔景気が悪くなるとゼロックスから乾式複写機に換えて経費を削減しようとしている会社があった。乾式は手間がかかるので担当の女性の評判が悪いが、上司はこれをもって経費削減だなどと自慢していたものだ。しかしそんなことで削減できる経費はたかが知れている。むしろ資料そのものを見直しコピーそのものをやめるとか、業務そのものを見直す方が良い場合がある。
個人の生活でもそのようなことは多い。1円2円安いガソリンを求めて走り回るより、車に依存した生活を見直す方が効果的である。今日はSuicaを使って小銭を稼ぐ方法を書くのだけれど、これなども木っ端の話である。材木は無駄なお金を使わないことだ。ただ世の中には必要経費として使わざるを得ないものもある。この場合は少しでも得な支払方法を考えるべきだろう。
前置きが長くなったが、JR東日本の運賃や定期代を支払うにはSuicaを使うに限る。なぜなら有利なポイントがたまるからだ。私の会社では5月と11月に定期代を現金払い(銀行振り込み)して、社員が通勤定期を買うことになっている。この場合ViewSuica付きクレジットカードを使って定期を購入するとどれだけポイントがつくか計算してみよう。
通勤定期代を67,000円とすると、購入した時点で402ポイントがつく。SuicaクレジットでJR東日本のサービス・商品を購入すると1000円で6ポイントがつく。このポイントは400ポイントで1000円の電子マネーに交換できる。つまり67,000円の定期を買うと1000円貰える計算だ。これをパーセンテージに直すと・・・・・1.5%だ。
1000÷(1000×400÷6)=1.5%となる。つまりSuicaを使って定期券や切符を買うだけで1.5%の割引を受けることができるのだ。このポイントはSuicaのオートチャージにも適用されるので、小口の買い物でもSuica決済が可能ならSuicaを使うべきだ。
昨年の例では私は定期代や出張旅費、家族旅行、Suicaでの買い物などを合わせて30万円位JR東日本でSuicaを使った。これで4500円の電子マネーを得たことになる。なおJR東日本以外でSuicaクレジットを使うと1000円について2ポイントがつく。
以上やたらとSuicaの利点を書いたがこれは記事広告ではない。既にご利用の方も多いと思うが、自分で得をしたと感じたから敢えてお知らせした次第である。木っ端の話ではあるが。