今朝(10月27日)はかなり冷え込んでいた。秋が深まり冬が近づいていくる。冬が近づくと山に馳せる心が高まる。
今回は北アルプス周辺で手頃に登ることができる山を選んでみた。
西穂高岳(独標)、燕岳(つばくろだけ)、唐松岳、白馬岳、乗鞍岳、立山、奥大日岳である。
最初は西穂高岳(独標)だ。新穂高温泉からロープウエイで西穂高口まで入り、西穂山荘に泊まることができるのでアプローチは良い。比較的簡単に登ることができるのは独標までだ。そこから先は岩登りの基礎技術が必要だ。写真は11月下旬にピラミッドピークから独標に戻る登り斜面だ。新雪が岩を覆いルートファインディングに少し手間取った。
しかし初冬の山の上は気持ちが良い。私達は前穂高から奥穂高につながる釣尾根の景色を堪能した。
燕岳は年末年始に稜線上の燕山荘が開いているので、真冬でも登ることができる。私は5月の連休に車で中房温泉まで入り一日で燕山荘に入った。
途中から見た槍ヶ岳の雄姿だ。槍も積雪期に登りたい山だがかなり時間がかかるので今回の50名山からははずしている。
白馬岳にはスキー登山目的で5月に栂池から入ったが、小蓮華岳の頂上から下ることにした。白馬大雪渓になだれの残骸が溜まっていて滑りにくいという情報があったので、小蓮華岳から金山沢を滑ることにしたのだ。雪の白馬岳は今後の課題として残っている。
立山と奥大日岳は5月にスキー登山で登った(写真は省略)。乗鞍岳は2月に位ヶ原からスキー登山を試みたが強風と寒気のため途中で登頂を断念している。
唐松岳は11月に八方尾根から登ったが雪が少なくてスキーは使わなかった。スキーをできるだけ使うのであれば3月下旬か4月頃が良いだろう。
写真は八方尾根から見た鹿島槍ヶ岳。積雪期に登りたい山の一つだったが今では体力・技術的に難しいかもしれない山だ。
写真は春の不帰ノ険。八方尾根にスキーに行った時の写真だ。ゲレンデスキーも八方まで行くと本格的な山岳風景を楽しむことができる。
しかしこの山も登るとなると時間・技術的な面で容易ではない。中高年の冬山は登る山と観る山に分けて山を楽しむ必要がある。