7月最終週に後立山連峰の五竜岳に登りに行った。その前にソニーのミラーレス一眼用に単焦点レンズが欲しくなり、アマゾンでシグマの単焦点レンズを注文したが、届いたレンズはマウントが合わなかった。シグマはソニーマウントとマイクロフォーサーズマウントの両方を作っているので、取扱業者が間違ったのである。
当然返品手続きを行い、refundを待っているところだ。無事refund(返金)が済めば問題はないので、チョンボをした業者の名前を書くような大人げないことはしないが、今回幾つか勉強をした。
1)シグマのようなサードパーティが作る交換レンズをネット販売で購入すると相手に悪気がなくても、不適合品がデリバリーされる危険性がある。今回は予定していた焦点距離の単焦点レンズが間に合わないという不具合がおきた。「安物買いの銭失い」とまでは言わないが、クリティカルな物品の調達をネット経由で知らない取扱業者に任せると痛い目を見る可能性があることを改めて認識した次第。
2)ただし不適合品の配送について引取り・交換を請求したところソニーマウントレンズは手持ちがないので「返金」ということになり、その後は宅配業者による配達品の回収がスムーズに行われrefund待ちの状態である。事後処理について取扱業者の対応は丁寧で迅速である。
3)このような経験は日本ではほとんどなかったが、アメリカでは何度か経験したことがあった。安売り店でものを買うと製品チェックをしないで梱包のまま渡される。持って帰って不具合があると、店に持って行き新しい商品と交換する仕組みだ。この時店が不良品を販売したことで謝ることはない。「安売り店」なので一定確率で不良品が入っている、あんたはそれを承知で買い物に来たのでしょ、という訳だ。
やがて日本でも「通販で安い商品を買ったのだから、多少の間違いはあるのはやむを得ない。それが嫌なら、ちゃんとしたお店で正札でお買いなさい」という理屈が大手を振って通る時代になるのだろうか・・・・・