金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

カマキリは動かず~スマホ投稿

2013年08月09日 | インポート

カマキリは動かず

デジカメがスマホに駆逐されているというエントリーを書いた後、自分のスマホの性能を再確認したくなって、庭のゴーヤを撮影してみた。実は数日前からゴーヤの葉の裏に小さなカマキリが潜んでいて少し気になっていた。

カマキリはゴーヤの花を訪れる蝶々を狙っていると思うのだが、餌にありついた様子はない。むしろゴーヤの葉陰でひたすら暑さをしのいでいるようにみえる。

さて話をスマホのカメラ機能に戻すと、この写真は「オートモード」ではなく「リッチトーンモード」で撮影している。リッチトーン(HDR)は「さまざまな明るさ(露出値)で撮影した写真を合成して柔らかく豊な色合いを表現する」と説明がついている。暗い室内から逆光でゴーヤの葉を撮るには適したモードと考えた次第だ。

デジカメの一つの弱点はダイナミックレンジ(最も明るいところと最も暗い所の明暗の比)が狭いことである。つまり明暗の差の大きな写真を取ろうとすると明るい部分が白飛びしたり暗い部分が黒く潰れてしまうという欠点があった。これを克服するのがハイダイナミックレンジHDRという一種の合成写真技法だ。少し前に買ったミラーレス一眼には付いている機能だが、数年前に買った中級一眼レフにはついていない機能だ。

いままでスマホのHDRは試したことがなかったが中々だな、と思う。本格カメラで撮影するともっときれいにとれそうだが、撮った写真をパソコンに取り込む→画像を修正する→ブログに転送するというのは少し手間である。スマホからなら撮影した写真を「ブログ投稿」に送るとそれでブログに掲載される。スマホがデジカメを駆逐する理由を実感した。

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スマホカメラ能力アップでデジカメ大苦戦

2013年08月09日 | 写真

山を登っているとスマホで写真を撮る人が増えていると実感する。以前は頂上に着いた時携帯電話で撮った写真をメールしている人が目についたが、最近は登山の最中から、風景や花をスマホで撮影する人が増えてきた。スマホだけを使ってカメラは持参しない人もいるようだ。

スマホがカメラの領域に進出できた理由は幾つかある。一つは撮影画素数が増えて写真の質が良くなったことだ。次にスマホの大型化やバッテリー性能の向上で電池が長持ちするようになったことだ。また撮影した写真の使い方が根本的に変わったことだ。フェイスブックなどを通じてネットで共有する、という使い方が主流になり、撮影した写真をプリントして配るということは少なくなった。また私も行なっているが撮影した写真をピカサなどクラウドサーバーに保管することを考えてもスマホは便利である。さらに気になる情報をさっさと撮影してエバーノートに保存する、となるとスマホの独壇場である。

ニコンは昨日(8月8日)4-6月の実績を発表した。それによるとデジカメの売り上げ不振で純利益は72%減少。売上の減少が目立つのはコンパクトデジカメで前年同期の443万台から312万台に約30%減少した。カメラ映像機器工業会によると業界全体では、デジカメの出荷量は前年比42.7%減少(ニコンはコンパクトデジカメの出荷は半減したという)だから、ニコンは健闘している方だ。

デジカメの昨年の出荷量は15%減。スマホに押されて出荷が落ちていたが、この傾向はもはや致命的だろう。なお以前は入門レベルのオートフォーカスカメラがスマホの進出で売上が落ちていたが、レンズ交換式カメラはあまり影響を受けないと考えられていたが、ミラーレスクラスはスマホとの競合で売上が落ちている。

その理由を推察するに、私はミラーレス・ユーザーはミラーレスカメラを「バカチョン」的(差別用語と批判する人がいるのであまり使いたくはないが)に使おうとする人が多い、ということなのだろうと考えている。ミラーレス一眼には「おまかせ」モードがあり、これを使うと逆光であれ、風景であれ、夜景であれ何でも対応してくれる。しかしスマホも似たような機能を持ち、画像が美しくなるならば、ミラーレスを使う必要なし、ということになるのだろう。

ということでミラーレス一眼の値段が下がりそうな気がするが、少し前に買い換えたばかりなので、個人的はあまりメリットなしである。

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