デジカメがスマホに駆逐されているというエントリーを書いた後、自分のスマホの性能を再確認したくなって、庭のゴーヤを撮影してみた。実は数日前からゴーヤの葉の裏に小さなカマキリが潜んでいて少し気になっていた。
カマキリはゴーヤの花を訪れる蝶々を狙っていると思うのだが、餌にありついた様子はない。むしろゴーヤの葉陰でひたすら暑さをしのいでいるようにみえる。
さて話をスマホのカメラ機能に戻すと、この写真は「オートモード」ではなく「リッチトーンモード」で撮影している。リッチトーン(HDR)は「さまざまな明るさ(露出値)で撮影した写真を合成して柔らかく豊な色合いを表現する」と説明がついている。暗い室内から逆光でゴーヤの葉を撮るには適したモードと考えた次第だ。
デジカメの一つの弱点はダイナミックレンジ(最も明るいところと最も暗い所の明暗の比)が狭いことである。つまり明暗の差の大きな写真を取ろうとすると明るい部分が白飛びしたり暗い部分が黒く潰れてしまうという欠点があった。これを克服するのがハイダイナミックレンジHDRという一種の合成写真技法だ。少し前に買ったミラーレス一眼には付いている機能だが、数年前に買った中級一眼レフにはついていない機能だ。
いままでスマホのHDRは試したことがなかったが中々だな、と思う。本格カメラで撮影するともっときれいにとれそうだが、撮った写真をパソコンに取り込む→画像を修正する→ブログに転送するというのは少し手間である。スマホからなら撮影した写真を「ブログ投稿」に送るとそれでブログに掲載される。スマホがデジカメを駆逐する理由を実感した。