私が事務管理を行なっている学会は規模が小さいので、口座は郵便局(ゆうちょ銀行)の「振替口座」しか開設していない。年会費などは「払込取扱票」に口座記号や口座番号を記入して(実際には学会で印刷した用紙を会員に配っている)、ゆうちょ銀行の窓口やATMで送金して貰っている。
ところがある会員の方から「郵便局に行く時間がない。インターネットバンキングで送金したい。支店名などを教えてほしい」という依頼があった。「支店名はどこかな?振替口座を開いた郵便局かな?」と思ったが、いい加減なことは出来ないのでゆうちょ銀行のホームページで調べるとちゃんと送金方法が書いてあった。https://wwws.jp-bank.japanpost.jp/cgi-bin/kouza.cgi
このことは本題から外れるので、もしご関心のある方は上記HPで調べてください。
本題はインターネットバンキングの利用者がどれくらいいるのか?ということだ。全銀協の調査では、インターネットバンキングの利用率は65%で、コンビニやスーパーのATMの利用率69%と並んで高い。
65%というインターネットバンキング利用率は米国の利用率51%を上回っている。もっとも米国の場合はモバイルバンキングの利用率が35%と高いが、日本の場合のモバイルバンキングの利用率は1割弱である。
ピュー・リサーチ・センターの調査を見ると、米国のインターネットバンキングの利用率は年齢層による違いが比較的少ない(18-29歳が67%、65歳以上が47%)が、モバイルバンキングは年齢層による利用率の違いが大きい(18-29歳が54%、65歳以上は14%)。
日本でもスマートフォンの普及に伴い、若者を中心にモバイルバンキングの利用率が高まると考えて良いだろう。そろそろ学会もモバイルバンキング対応を考えるべきかな?