夕方、野川沿いを散歩してたら、草刈りが終わったばかりの岸にカルガモの母子が上がってくつろいでいました。
雛は6羽。孵った時からこの数だったのかな? でも、まあ、まずまずの数。
雛の背中には白い斑点が2つ、見えます。たぶん羽が伸びてくる位置なんでしょうね。よく目立って、可愛い。このまま無事に育って欲しいものです。
今夜の文楽師匠の演目は「酢豆腐」。
これは絶品。横丁の暇な若い者が集まってワイワイやっているだけの噺ですが、他愛なくはしゃいでいる様子の描写が素晴らしい。
若い者たちの口調がいいし、言っている内容のバカバカしさが、これまた嬉しい。さらに、通りかかった、知ったかぶりの若旦那のキザったらしさが想像を絶しています。「もちりんでゲス」なんて、ホントに口にしてた奴がいたんでしょうか。いや、文楽師匠のこの噺の後では、真似して「もちりん」やってた人がいたということですが。談志さんに、「若い頃ネ、一度でいいから女のいない日がほしかった」なんて言ってたそうですから、若旦那は黒門町自身だったのかも。
〈ナンクロメイト〉7月号、発売中です。担当の新刊紹介欄で次の3冊を取り上げています――
- 中国新聞取材班 編『猪変』(本の雑誌社)
- 今野真二『超明解! 国語辞典』(文春新書)
- 堂城賢(たかぎ・まさる)『自転車の教科書 身体の使い方編』(小学館)
『自転車の教科書 身体の使い方編』は、自転車についての本ではなくて、自転車に乗る体をどう作るか、どう意識するかという、身体論の本。軽い気持ちでページを開いたら驚愕し、どんどん読んでしまいました。解説は高千穂遙さん。