今朝の毎日新聞に載っていたので知りましたが、握力が低下すると死亡率が上がるのだとか。
ひと月以上前の英国医学誌〈ランセット〉の記事が元ネタらしい(AFP)。握力が5キロ低下すれば、何らかの原因で死亡する危険性が16パーセント高まるとあります。
握力そのものというより、筋力の指標としての握力なんでしょう。
筋力には自信がありません(もちろん握力も)。家系的に痩せ型だし、体重は軽いし。
ただ、最近は夏の市民プールでの水泳が少しでも速くなるようにと、腹筋やったり、腕立て伏せをやったりしているので、以前よりは改善しているかも。筋肉って使わないと落ちますよねぇ。
夕食後の演芸タイム。今日は2代目・桂春団治の落語「近日息子」。
頭の働きがトンチンカンな息子が出てきます。関西では「抜けてる作次郎」で「抜け作」、江戸では「与太郎」となるそうです。
親父に、ちっとは頭を働かせといわれて、ピンピンしている親父なのに、医者を呼んで来るわ、棺桶を買うてくるわ。近所は「死んだ」と思って大騒ぎに。
2代目春団治師匠はテンション高く、息子のアホぶりをこれでもかこれでもかと強調してゆきます。それにしても凄い早口。こんなふうにけたたましいアホを演じられたら、こちらは引き付けを起こしそうです。大爆笑の一編。
監修の布目英一氏によれば、「芸風は初代の模倣を越えたものであったという評価も」。昭和28年に亡くなった時には「これをもって上方落語は滅んだと言われた」のだそうです。以後、米朝師匠が再興するまで、上方落語の火は消えていたわけですね。