マスコミで保険の払い漏れ事件が喧伝されていたが、私には縁がないと思っていた。ところが少し前、前にいた会社の人事部から電話があり、人事部が窓口になっていた某生命保険が運用するグループ保険で未払いがあったという。数年前ワイフが病気で入院した時の給付金が少なかったということだ。
しばらくして某生命保険会社から保険金と遅延損害金が送金されてきた。ちょっとびっくりしたのは、遅延損害金が多いこと。恐らく年5分という民法上の利息で計算したのだろう。生保の一般勘定に比べると4倍以上の高利回りである。この低金利の時代にありがたい話だった(もっとも元本である払い漏れ額自体大したものではないので利息もしれているが)。
それにしても某生保はどうして遅延損害金の計算方法を具体的に説明しないのだろうか?それと金を払う前に受取証を求めるという姿勢にも疑問を感じる(本来当初の給付請求書で事足りるはずであろう)。
なお文句のついでに言っておくとこの某生保は、保険金請求の時「当社専用用紙で病院の治療証明を取って欲しい」と要求するなど要求は多いが金の支払はもっとも遅かった。
その点非常に感じが良かったのはアメリカンファミリー保険であった。ここは治療証明はコピーで受理してくれた。治療証明を取るには数千円を病院に支払う必要があるので助かる。これがサービスというものだろう。それと支払が非常に早いことにも好感を持ったことを思い出した。
いずれにしろ日本の生保にはまだまだ改善しなければならないところが多い。