雨上がりの夜、秋の虫が鳴いて誠に涼しい感じがする。それにしても今年の夏は滅茶苦茶に暑かった。その暑い夏に少しでも涼しく山に登ろうと考えて、初めて筋肉サポートタイツを採用した。
ひざや太ももに問題を抱えている訳ではないので、今まで高額な筋肉サポートタイツは使ってこなかったが、今回は涼しさを求めてワコールの「クールマックス」を買った。これは速乾性に優れるとともにメッシュ部分が多く通気性に富むというのが店員さんのお勧めポイント。13,650円は安くはないが、汗で肌に粘りつくズボンを引っ張りながら登るのも不愉快なので今回奮発した。その上に穿いているのはユニクロで買った1000円の速乾性半パンだから私の奮発というのもたかが知れている。もっとも1000円のパンツとはいえ薄いから?通気性の点で十分目的を果たしてくれた。
私の登山装束はこのようにして登山専門店で購入した高額商品とユニクロで購入した廉価品がサンドイッチになっていることがしばしばある。冬には高価なゴアテックスのアウターの下がユニクロのフリースという場合もある。
ところで筋肉サポートタイツのサポート効果だが、正直なところ今回はそれ程メリットは感じなかったというところ。というのは翌日結構太ももが張って痛かったのだ。こんなことは一般登山道の上り下りでは余り経験しないことなのに・・・・。もっとも今年の夏は暑すぎて運動不足気味だったから、甲武信ヶ岳から十文字峠を経由して毛木平に到る長い降りが応えたのかもしれない。タイツの筋肉サポート効果の判断はもう少し先になりそうだ。ただし通気性が良く、足さばきが快適だったことは間違いない。来年の夏山もこのスタイルで行くだろう。