暖かい日が続くが、暦の上では冬が近づいている。今年の初滑りは会社の連中と中央線沿線の富士見パノラマリゾートに12月の第三週末に行く予定だ。
昨日(日曜日)、近くのヴィクトリアにスキー板をチューニングに持って行った。板は山スキーで使っているトラーブ社の板だが、買ってからほとんど手入れをしていないのでチューニングに出した次第。トラーブの板は非常に軽くてしなやかだ。ビンディングは山スキー用のダイナフィットを使っている。トラーブ+ダイナフィットというのは、買った当時では最も軽い組み合わせだった(最近の事情は調べていないが恐らくそうだと思う)。シール登高や板を担いで登る上では抜群の道具だが、ゲレンデを滑るとなると若干の不満はある。一つはワンタッチでスキーを履くことができず少し手間がかかる。次に板が柔らかく硬い雪では少し不安定だ(僕の技術のせいでもあるが)。
「リフトを使うけれどオフピステ・・・」というようなシチュエーションで使う板が欲しいなぁ・・・と漠然と思いながら、売り場を見ていた時、目にしたのが先端が大きく反ったアトミックの「ロッカータイプ」の板だった。日曜日の朝、売り場は空いていたので、係のお兄さんが丁寧に説明してくれた。「この板は加重すると先が浮くのでオフピステでも滑り易いし、オンピステでも強いですよ」
板のモデルはアトミックSmoke Ti+XTO 12 http://oski.jp/skiitem/atm006-157.html
近所(東村山)のヴィクトリアあたりではそれ程多くのモデルをそろえてはおらず、スキーの板のしなりが斜面に合わせて硬くなったり柔らかくなったりするD2モデルが数本とロッカータイプが2つ置いてあるだけである。
「ゲレンデの急斜面・緩斜面を思いっきり滑るならD2タイプです」とお兄さんが説明する。あれこれ考えたが、結局は衝動的にSmoke Tiを買うことにしてしまう。
購入した後、ネットで商品説明を見るとadaptive rockerとstepdown sidewall構造と中程度のウエスト幅(スキーの中央部の幅)であらゆる雪質に対応・・・と書いてあった。「なんのこっちゃ?」という感じだか、最新技術で楽に色々な斜面を楽しむことができるなら、多少の贅沢も許されようと自己弁護する次第。
来月行く人口雪の富士見パノラマスキー場では違いは分からないだろうが、新雪では違いを期待したい。最新のアトミックの板がどれ程のものか武尊山川場スキー場のオフピステあたりで試してみたいものだ・・・・と気持ちはスキーモードになっている。
それにしてもヴィクトリアのような量販店でオフピステに向いた板が売れる程バックカントリースキーって普及しているのかしらん?あるいはロッカー板も一種のファッションなのだろうか?