ハハコグサの群落を見つけました。
この草がキク科だというのは、皆、すぐにわかるんでしょうか。
いわれてみれば、小さな花が茎の先に集まっていて、キクの仲間らしくはあるのですが。
なんとなく愛着があるのは、茎や葉に細かい毛がびっしりと生えていて、ビロードのように柔らかそうなせいかもしれません。
日本古来の雑草で、春の七草のひとつ(ゴギョウ)。
今日の談志師匠のCDタイムは「よかちょろ」。
道楽者の若旦那が、父親の前で花魁との仲をのろける。途中で「よかちょろ」なる奇妙な歌をがなりたてるところなど、八方破れ。家元は文楽師匠から教えてもらったようです。
今日の録音には、談志が話し終えて下がり、次に円生師匠が出てきて喋る、その冒頭部分がほんの少し「ボーナス」としてついてます。
例の調子で、「え~談志先生が――いや、先生じゃない、もうあの野郎でいいんだ」。
録音の高座は1978年2月。談志さんは参議院議員を1期務めてやめたばかりだったんですね。
円生師匠もこれから間もなく落語協会から脱退し、心労がたたってか、翌年9月には79歳で亡くなってしまいます。
私が田舎の放送局を辞めて上京したのは1978年末。ちょうど円生一門が落語協会を出た頃で、寄席に出られなくなった円生師匠のお弟子さんたちがデパートの売り場の隅の「特設会場」で落語をやっているのを聴いたような記憶があります。今、振り返ると、大変な事件だったんだと思います。