今日はひさしぶりに多摩川を渡って川崎市の緑ヶ丘霊園へ。ポッカール片手に、坂道を上り下りしてきました。
ウグイスカグラがもう赤い実をつけ(甘いんです)、花はアカショウマが盛り。
ユキノシタ科の多年草。林縁の比較的明るいところに生えています。
名前に「赤」がついていますが、見ても、どこが赤いのかわかりません。本によると、「根茎が赤い」のだそうです。普通、掘ってみたりはしないよなぁ。薬草採りの人が見分けるための名前なんでしょう。
今日の談志師匠のCDタイムは鼎談「芸は人なり50年」の後半。
小さん、談志、小三治の3人で和気あいあいと芸談などを繰り広げています。
小さん師匠が、先代(4代目小さん)は「ここが笑うところ」という押しつけをせず、ただ淡々と語る人だった、というと、談志さんは「照れなんですかねぇ?」と、再三、尋ねています。
家元は聴かせどころには力を入れて、ここはこうやるんだ、と見得を切るようなところがあるので、解せないところがあったのでしょうか。芸風が淡々としている小三治さんは、そんなことは訊いたりしません。小さん師匠も、特に答えたりはしていなかったような。
家元は大見得を切るところとスッと引いてとぼけて見せるところ、偉ぶって見せるところとそんな自分を笑いものにするところ、両極端の使い分けがうまかった。だから芸が人一倍、印象的だったんだと思います。
これでCDセット全部聴き終わりましたが、「文七元結」や「粗忽長屋」のように何度もやった演目もあるかと思えば、「芝浜」や「居残り佐平治」のようにかかっていない演目もある。これが談志のすべてではないんですね。
もっと他のも聴きたくなりました。同じ演目でも高座ごとに違っているので、あれこれ聴き比べるのも楽しそう。