さっき(午後8時過ぎ)、地震で肝をつぶしました。
カタカタカタ……という細かい揺れがやって来たので、「遠くの地震かな」と思っていたら、すこししてからグワ~ン、グワ~ンと大きく波打つような揺れがしばらく続きました。船酔いしそうな揺れ方。怖かったぁ。
昨日、一昨日と片付けた本の山がそのままだったら、きっと崩れ落ちていたでしょうね。運が良かった。
その前に聴いた米朝師匠の珍品落語は「法華坊主」と「近眼の煮売り屋」。短い話なので、2本立てとしました。
「法華坊主」は、カラスが「クワァー、クワァー」と鳴き、ニワトリが「ホッケボーズ」と鳴く。ひと口噺のような他愛ない演目。
「近眼の煮売り屋」は、先日、円生師匠で聴いた「一人酒盛り」にちょっと似ていて、酒飲みが、やって来た友人に少しも飲ませようとしないで、煮売り屋(お総菜屋さんみたいなもの?)で食べ物をくすねる方法を伝授して……という、かなりあこぎなお噺。これも小噺に毛が生えたようなものですね。このCD(『米朝珍品集』)にはじっくり聞ける演目はないのかな。