5月になっても暑い。最高気温 27.4℃(隣町アメダス)。
時ならぬ暑さもピークを越えた――だなんて、とんでもないことでした。
夕方、ハケのあたりを散歩すると、あちこちの林の中にキンランが咲いていました。毎年、咲いている場所もあれば、去年は見たのに、今年は消えている場所もあります。どんどんはびこる草ではないだけに、生息地は大事に守っていきたいものです。
写真はキンランとギンラン(向こう側)が並んで咲いているところ。
以前にも同じような写真を載せたような気がします。場所も同じ、都立農業高校の実習園。フェンス越しに撮りました。
今日の談志師匠のCDタイムは「二人旅(ににんたび)」。
マクラがかなり長い。無精ひげを伸ばしての高座らしく、「やることがなくて、ブランデー飲んで、睡眠薬飲んだらわけわからなくなっちゃった」みたいな、自棄気味の日常を語ったりしています。「落語が仕事だったら楽なんだけど、人生だと思ってるからね」というボヤキもそうですが、元気がないのは落語協会を辞めて、寄席へ出られなくなったせいでしょうか。寄席文化が好きな師匠でしたからねぇ。
本題は、貧乏旅をする男2人が、道中、繰り返す他愛ないやりとりのあれこれ。単純な前座噺です。
まずは、謎かけから始まり、都々逸。正当な都々逸と、ハチャメチャな都々逸のぶつけ合いが楽しい。談志師匠のナンセンスのセンスは凄いんです。
それから一膳飯屋に入って、婆さんとのやりとりになります。タバコの葉を茹でて「茹でタバコ(茹で卵)」などというひどいダジャレを、婆さんが堂々と口にするのが可笑しい。無精で、図々しい婆さんは、家元そのものなのかも。