最高気温 30.4℃(隣町アメダス)。真夏日になってしまいました。
野川沿いを散歩していると、親子連れが流れの中に。
小魚やザリガニを探しているのでしょうか。川遊びは楽しいなぁ。
2~3日前になりますが、6代目三遊亭円生の「百川」を聴きました。
小さい頃からいえば、もう何回聴いたかわからない円生師匠の代表作。田舎者の百兵衛さんが、料亭「百川」に勤め始めて、言葉のなまりのために騒動を巻き起こすという他愛ない話ですが、律儀に間違いをやり遂げてゆく百兵衛さんと、早とちりの客の対比が可笑しくて、大笑いしてしまいます。
「四神剣の掛け合い人」と「主人家の抱え人」との取り違えが前半の焦点ですが、このあたりは時代がかっていて、現代ではわかりにくいのが難。いつの間にか頭に入っているのは、小さい頃のラジオ高座か何かで説明を聞いたためでしょうか。借りてきたCDでは何の説明もなく話を進めています。
そもそもこの落語、実在した料亭「百川楼」が自分の店の宣伝のために作ったものだというのが、ちょっと変。今でいえば、コマーシャルソングみたいなものでしょうか。
ただし、これを聴いて百川の料理が美味いとか、接待が優れているとか思う人はいないでしょうね。店の名前が広まる効果はありそうで、それでよしとしたのでしょうか。江戸時代の宣伝戦略も大したものだ。
さて、次は誰を聴こうかな。