最近休みの日に自転車を使うことが多くなった。今日は東伏見のスポーツクラブ(ルネッサンス)まで、自転車で往復した。電車の駅で二つあるのだが自転車でも20分程度で行ってしまうので、最近は自転車を使うことが多い。ジムでもテレビで将棋の早指しを見ながら、リカンベント・スタイルの自転車を漕いでいるのだから、遠出をしない休日は自転車愛好人間だ。
そういえばガソリン価格が高騰して以来、自転車に乗っている人を見かけることが多くなったような気がする。多分に主観的な判断なのだが。
株式投資の観点から自転車業界のことをちょっと見てみた。自転車販売大手では株式会社あさひという会社がある。東証一部の会社だ。株価は今年1月の970円から先週末の1,516円に上昇している。PER20倍、配当利回り0.5%位だから、自転車人気を狙って買っている人が多いのかもしれない。もう一つシマノという変速機などを作っているメーカーがある。こちらも1月の安値で3,460円だったが、7月始めには5,500円まで上昇している。こちらもPER(連結)21倍、配当利回り0.7%だから、自転車人気を狙っているようだ。
自転車業界の動向については、自転車産業振興会という業界団体がホームページで販売台数や業者の景況感を発表している。日本の自転車の販売台数は年間11百万台を少し切るところで推移。業者の景況指数(DI:「好転」-「悪化」)は、マイナスであり、目先自転車の売り上げが大きく増えているようでもなさそうだ。
そういえば私も以前より、自転車によく乗るようになったが、新しく自転車を買った訳ではない。以前から通勤に使っていた自転車を乗り回しているということだ。
もし「あさひ」か「シマノ」の株でも今年始めに買っておいたら、今頃利益を稼いでちょっと高級なロードバイク(=ロードレーサー)でも買っていたかもしれない。とらぬ狸の皮算用とはこのことだ。