金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

自転車愛好人間になる

2008年07月06日 | うんちく・小ネタ

最近休みの日に自転車を使うことが多くなった。今日は東伏見のスポーツクラブ(ルネッサンス)まで、自転車で往復した。電車の駅で二つあるのだが自転車でも20分程度で行ってしまうので、最近は自転車を使うことが多い。ジムでもテレビで将棋の早指しを見ながら、リカンベント・スタイルの自転車を漕いでいるのだから、遠出をしない休日は自転車愛好人間だ。

そういえばガソリン価格が高騰して以来、自転車に乗っている人を見かけることが多くなったような気がする。多分に主観的な判断なのだが。

株式投資の観点から自転車業界のことをちょっと見てみた。自転車販売大手では株式会社あさひという会社がある。東証一部の会社だ。株価は今年1月の970円から先週末の1,516円に上昇している。PER20倍、配当利回り0.5%位だから、自転車人気を狙って買っている人が多いのかもしれない。もう一つシマノという変速機などを作っているメーカーがある。こちらも1月の安値で3,460円だったが、7月始めには5,500円まで上昇している。こちらもPER(連結)21倍、配当利回り0.7%だから、自転車人気を狙っているようだ。

自転車業界の動向については、自転車産業振興会という業界団体がホームページで販売台数や業者の景況感を発表している。日本の自転車の販売台数は年間11百万台を少し切るところで推移。業者の景況指数(DI:「好転」-「悪化」)は、マイナスであり、目先自転車の売り上げが大きく増えているようでもなさそうだ。

そういえば私も以前より、自転車によく乗るようになったが、新しく自転車を買った訳ではない。以前から通勤に使っていた自転車を乗り回しているということだ。

もし「あさひ」か「シマノ」の株でも今年始めに買っておいたら、今頃利益を稼いでちょっと高級なロードバイク(=ロードレーサー)でも買っていたかもしれない。とらぬ狸の皮算用とはこのことだ。

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肉を食べるなら赤ワインも一緒に

2008年07月06日 | 健康・病気

最近のエコノミスト誌に「肉を食べる時赤ワインを飲むと良い医学的な理由」が紹介されていた。これはエルサレムのヘブライ大学のカナ-という学者が研究したものだ。

それによると赤味の肉のように、脂肪分の多い肉を消化する時、有害な酸化物質が生まれる。特に有害なのはマロンジアルデヒドMalondialdehydeだ。

マロンジアルデヒドがどういう物質か詳しく分からないが、インターネットでみると「人体に有害な脂質過酸化生成物」というような説明があった。とにかく有害物質ということで話を進めよう。

どのように有害か?というと動脈硬化、ガン、糖尿病その他の重大な病気を引き起こす。

カナー教授が立てた仮説は「赤ワインの中のポリフェノールは、このマロンジアルデヒドが胃の中で吸収されるのを防ぐ」というものだ。彼の研究グループはねずみを使った実験でこの仮説を検証している。

また彼等の研究は食事の後にフルーツを食べることも良いことを示唆している。何故ならフルーツはポリフェノールを豊富に持っているからだ。ワインもフルーツ(ぶどう)から作られるのでポリフェノールが多い。

☆     ☆      ☆

昔から「肉に赤ワイン」が合うといってきたのは、味わいの問題だけではなく、人々は直感的に肉食の弊害を防ぐためにワインを飲んでいたのだろう。不思議なことだが。

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