金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

Step up (イディオム・シリーズ)

2008年07月21日 | 英語

Step up ~というと「~を大きくする、速くする、効率的にする」という意味だ。ニューヨーク・タイムズに次の文章が出ていた。

Fannie and Freddie stepped up their overseas marketing efforts and, with the help of Wall Street banks, sold billions of dollars in securities overseas.

「ファニー(メイ)とフレディ(マック)は海外でのマーケッティング努力を強化した。そしてウオール・ストリートの投資銀行の助けを得て数十億ドルの証券を海外で販売した」

今問題になっている米国の政府系住宅金融公社に関する話だ。約1兆5千億ドルの公社が発行する債券が外国人投資家に保有されている。ニューヨーク・タイムズによると、一番沢山保有しているのは中国で3,760億ドルで、次が日本の2,280億ドルだ。その次がロシアの750億ドルだから、中国と日本の保有高はまさに「桁違い」である。

アメリカが今後も海外から安くて安定した資金を調達できるかどうかは、ファニーとフレディの債券に関して海外投資家を安心させることができるかどうかにかかっている。今こそ米国の政治家が、信用回復に向けてStep upする必要がある。

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涼風、裏見ノ滝

2008年07月21日 | 

昨日武尊山に登った後、裏見ノ滝を見に行った。武尊神社の駐車場から往復15分程だ。

Uraminotaki1

以前は滝の裏を歩くことができ、裏から滝を見ることができたので「裏見ノ滝」という名前が付いた。裏見ノ滝といえば日光にも同じ名前の滝があるが、スケールはこちらの方が上だ。

Uraminotaki2

この滝は相当立派な滝だが、交通の便が悪い。この滝を見るにはマイカーかタクシーを使う必要がある。関越自動車道の水上ICから約20km、宝台樹キャンプ場を目指すと良い。その奥に武尊神社がある。

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暑い最中の武尊登山

2008年07月21日 | 

昨日(7月20日日曜日)上州武尊山に登った。武尊山は「ほたかさん」と読む。標高2,158m、日本百名山の一つである。しかし一般には有名な山ではない。深田久弥は日本百名山の中で「武尊をホタカと読める人は、山好き以外にあまりいないだろう」と述べている。

武尊山には近くの谷川岳のような大岸壁も万年雪を抱えた深い谷もない。武尊山は地味な山である。一昨日登山靴を新しくしたので、「どこか2千メートル級の山にいこう」と物色していたところ、まだ行ったことがないこの山に行くことにした。ルートは北西側「裏見ノ滝」から登るルートだ。

日中は猛暑が予想されるので、早朝4時に西東京の自宅を車で出発。せこい話だがETCの早朝割引を使うため駒寄PAで一旦高速道路を降りてすぐ乗り直す。駒寄PAは練馬ICから98kmほどのところにあり、ここで高速を降りると料金が半額になり通勤割引(祝祭日でもOK)が使える訳だ。午前6時25分裏見ノ滝入り口の登山口に到着。30台分位ある無料駐車場は8割方ふさがっていた。直ぐに登山を開始。始めは一般車両通行禁止の林道をたどる。

6:32登山開始 7:13 武尊林道終点

林道終点からは山道だ。早くも蒸し暑くなってくるが、時々沢から吹く涼風に救われる。8:10手小屋沢避難小屋 

1時間ほど歩くと最初の岩場が出てきた。頼りない木の梯子から鎖場に移る。

Iwaba1

この後小さな岩場があり、最後に「胎内潜り岩」と標識の出ている一連の岩場がある。

Iwaba2

この岩を越えると山頂は近い。アザミや蕗の葉が茂る尾根道を辿っていくとところどころに遅咲きの石楠花(しゃくなげ)が咲いていた。

Shakunage

9:49武尊山山頂到着。ここは別名沖武尊という。沖は奥が転じたものだろう。頂上には10名程の登山者がいた。武尊山のベストシーズンは石楠花か紅葉の頃だ。この炎天下を登ってくる人は物好きかもしれない。しかし頂上はさすがに涼しい。

はじめは登ってきたルートを戻る予定だったが、南側にすくっと立っている剣が峰山を見ているとそれを登ってから、林道終点に戻る周遊コースを辿るに切り替えた。

Kengamineyama_2

武尊山頂上を少し下ったところにウスユキソウが咲いていた。

Usuyukisou

剣が峰山に続く稜線は細く、高度感がすばらしく、気持ちが良いところだ。しかし遮るものない7月の太陽が照り付ける。救いは冷凍して持ってきたペットボトルだ。氷水が気持ちよい。

Kengamine

写真は間近に迫った剣が峰山。11時に剣が峰山到着。ここから急な降りが始まる。木の根と湿った岩が混じった急な坂なので慎重に下らざるを得ない。一休みした時ちょっと大きな野鳥が目に入った。

Kakko

カッコーのような気がするのだが、どうだろうか?(後程読者の方から「ホシガラスではないか?」というご指摘がありました。ホシガラスに訂正します。どうもありがとうございました)

この後は大した面白いこともなく、ひたすら暑い道を歩き続け12:50駐車場に戻った。

その後裏見ノ滝を観た。写真は別のブログに掲載しよう。自宅に到着したのは午後4時。シャワーを浴びる時体重を計ったら、1.5kg程減っていた。随分水を飲んだと思ったがそれよりも汗の出が激しかったようだ。

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