金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

Pass up (イディオム・シリーズ)

2008年07月22日 | 英語

Pass upには「利用する機会を失う」という意味と「(食べ物などを)断る」という意味がある。後者の例としてインターネット辞書にPass up the dessert(デザートを断る)という例が出ていた。

さて前者についてはニューヨーク・タイムズにIntel executives think the market for low-cost PCs is too big to pass up, though it does raise a potential threat to more powerful and more profitable computing lines.という文章が出ていた。意味は「低コストパソコンの市場は、より力があってより利益のでるパソコン製品に対する潜在的な脅威をもたらすものの、ビジネスチャンスを失うには大き過ぎる市場だとインテルの経営陣は考えている」というところだ。

少し背景を説明すると、アメリカではしばしば「ネットブック」と呼ばれるウエッブサイト閲覧と電子メールを主目的とした小型低価格(300ドル位)のパソコンが売れ出している。日本でも今5万円パソコンが売れ始めているが、同じ潮流だ。この分野で先鞭を付けたのは台湾のAsusだ。Asusは日本でアスーステックという名前でコンピューターを売り出している。

ネットブックのコストが安い理由の一つはAtomという安いプロセッセサーを使っているからだ。メーカーのインテルによるとAtomのコストは44ドルで、本格的なPCに使うプロセッサー(100ドル)の半分以下だ。もっとも低価格パソコンでは画像処理のような高度な作業をサクサク行うことができずフラストレーションがたまるという。私自身はネットブックのような低価格PCを使ったことがないので、コメントは差し控えるが利用目的を絞った使い方が必要だというのが識者の意見だ。

コメント
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