金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

2008年田無祭り

2008年07月27日 | まち歩き

今日(7月27日日曜日)田無祭りがあるので楽しみにしていたが、夕方から雨が降り出した。見に行くのを見合わせ食事をしながらテレビを見ていると関東各地で大雨注意報が出ているなどとテロップが流れた。7時過ぎに田無の雨は止んだので、自転車で駅前通りに出かけた。私は祭りが好きなのである。特に阿波踊りを見るのは楽しい。

会場に着くとその阿波踊りをやっていた。最初は田無連の連中の踊り。

Tanasiren

デジタル一眼レフのISOを800にして手ぶれ防止で撮った写真だ。昨年は良い場所に陣取ることができたが、今年は雨上がりに駆けつけたので良い場所はない。カメラを頭の上に掲げて液晶を見ながらの撮影。この辺りは液晶モニター付、手ぶれ防止付の威力だ。なおレンズも少し高級なズイコー14-54mm、F2.8-3.5を使う。暗い場面の撮影には威力を発揮する明るいレンズだ。

次の高円寺の「しのぶ連」が出てきた。この連は昨年も写真に撮った。じつに気持ち良く踊っている連中だ。

Shinoburen1

Shinoburen2

Shinoburen3

しのぶ連が終わったと思ったら、沖縄のエイサーが出てきた。雨で出し物の時間が短縮されプログラムを早回ししているのだろうか?

Eisa

シャッター速度が1/20なので少しピントがぼけて見えるが、動きが出ていて良いと思ったのでブログに載せてみた。この後自宅に帰った。大河ドラマの「篤姫」があるのだ。雨上がりの夏の夜は忙しい。

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アメリカは再び強くなれるのか?

2008年07月27日 | 国際・政治

最近昔マーケットに関わっていた連中とお酒を飲むと「アメリカって良くなれるんですかね?」と聞かれることがある。投資の観点からもそこは気になるところだ。私は7,8割の可能性で回復することができると考えている。根拠は?と言われると過去に何度かアメリカは手ひどい混乱や自信喪失に陥ったが、それを克服してきたことにある。1950年代にはスプートニクスに代表される旧ソビエトの軍事力の台頭。70年代はウオーターゲート事件、ベトナム戦争、オイルショック。80年代は日本の経済力の台頭。

アメリカがこれらの問題を乗り越えられたのは「現実を直視する力の強さ」と「変革のスピード」である。エコノミスト誌は「もしアメリカが「変える必要があること」と「受け入れる必要があること」を区別することを失敗すると、同盟国や貿易相手国を傷つけるだけでなく自分が傷つくリスクがある」と述べている。

このエコノミスト誌の文章は第二次大戦に出征する兵士達のために祈りを捧げた神学者ライホルト・ニーバーの言葉を思い出させる。その言葉は大体次のようなものだった。「神よ、与えたまえ。変えることのできないものを受け入れる心の静けさを、変えるべきもを変える勇気を、変えることのできないものと変えるべきものを区別する英知を」

アメリカが輸出した資本主義、自由競争原理、情報技術革命などで中国やインドなど発展途上国が力をつけている。発展途上国のパワーはアメリカとして「変えることのできないものとして、受け入れるべきもの」である。一方国民の間の所得格差は「変えるべきもの」だろう。

私は7,8割の可能性でアメリカの復活を信じているが、それは良きアメリカ人が英知や勇気を持っていると信じているからである。

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Ball and chain(イディオム・シリーズ)

2008年07月27日 | 英語

Ball and chainとは鉄の玉と鎖のことで、囚人が脱走しないように足につけたものである。そこから転じて「自由を制限するもの」という意味で使われる。ニューヨークタイムズに次の文章が出ていた。The vehicle that had been a source of pleasure now feels like a ball and chain. 「その自動車は喜びの元だったけれども、今では自由を束縛するものに感じられる」

これは2年前にトヨタの4Runner(日本名はハイラックスサーフ)を買った31歳のアメリカ人ソフトウエア技術者がガソリン高から、愛するSUVを手放さざるを得なくなった・・・という記事の中で出ていた文章だ。SUVなど高額の車を買うアメリカ人にとって車は単なる移動手段ではない。それは運転を楽しむものであり、経済面での成功の証であり、ライフスタイルのシンボルであり、おしゃれでセクシーなものだった。

ところがガソリン高や不況で愛車が重荷になり、車を手放したりコンパクトカーに買い換える人が増えている。

英語のイディオム辞書には次の例文が出ていた。The house had become a ball and chain -we could not sell it and neither could we rent it out.「家が自由を束縛する重荷になってきた。我々は家を売ることも借家として貸し出すこともできなかった」

いつこの例文が書かれたのかしらないが、現在のアメリカの住宅不況を物語っている。アメリカ人の夢であった自宅と豪華な車が今A ball and chainになっていることは皮肉な話である。

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