金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

足裏のアーチを再構築

2013年10月07日 | 健康・病気

長く歩いた後、左足の裏親指 のつけねが痛むことがあった。
整骨院で見てもらったところ、足の裏が固くなっているので、少し揉みましょうと言って10分ほど電気を流した後軽くマッサージをしてくれた。これで痛みはしばらく消えるのだが、もっと根本的な治療はないものかと思い、スポーツクラブのマッサージ師さんに聞いてみた。

すると「原因は足の指の力が弱っている」ことだという。言われるままに足の指を曲げようとしても余り曲がらない。自分の右足に比べても左足は曲がり方が少ない。マッサージ師さんは「足の指を曲げる運動をすること」「足の指関節の間に手の指が全部入るくらいに指の間を広げること」と自分で出来る治療法を教えてくれた。「走ったり山に登ったりして足はよく使うのだけれど・・・・」とマッサージ師さんに言ったが、それだけでは足の指の強化トレーニングにはならないということだった。

また最近靴のインソールが良くなったことも足の指の力を落とす一つの原因になっている、とマッサージ師さんは言った。つまりインソールがあまり良くないと、足の指で足をサポートするけれど、インソールが良くなるとそれに頼り、足の指の力は衰えるそうだ。文明が人間を退化させる一例だろう。最近は一部の靴メーカーがあまり足裏をサポートしないインソールをわざと作って売り出しているという。

足裏の強化にはゴルフボールを足裏で転がすトレーニングも良いそうだ。また行儀はよくないが、何でもかんでも足の指でつまむ練習をするのも良いとのこと。

私のこの足裏の軽い違和感は昨年ネパールのトレッキングの終わり頃発生した。その後大きく悪化することはないが、山道を沢山歩いた後など時々軽い痛みがくることがある。マッサージ師さんは最悪の場合、外反母趾になるリスクもあるので、しっかり予防のための運動をしましょうとencourageした。若い時のように体力任せでガンガン歩きまわることができる季節は過ぎたようだ。古くなった機械は労りつつ使うことが必要だと感じた次第。

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キャンプは楽しく山は厳しく雨飾山

2013年10月07日 | 

10月6日(日曜日)妙高連峰の西端・雨飾山1963mを登ってきた。

10月5日(土曜日)東京組5名と名古屋組3名は白馬駅近くのスーパー・マックスバリューの向かい側のガストに12時頃集合した。ランチの後スーパーで食材を調達して小谷温泉奥の雨飾山登山口のキャンプ場にレンタカーを向けた。

テントを張った後、近くの景勝地・鎌池を散策した。何枚か写真を撮ったが、画像がSDカードに残っていない。どうしてこのような不備が発生したかは不明。今後は写真を撮った後、その場で一度は再生チェックをするべきなのだろうか?

この日は豪勢な焚き火と腹一杯のごちそうを頂いて眠りについた。気温が高くシャツ一枚で寒くない。

10月6日午前5時半起床。天気は晴。カップラーメンで朝食を済ませて、6時25分登山口出発(標高1160m)。大海川沿いの湿地帯の中の小川をふとのぞくと結構大きなイワナが泳いでいた。むろん禁猟区なので釣る訳にはいかないが。

15分ほど湿地帯沿いの平坦な道を歩いた後樹林の中の急登が始まった。ルートは雨飾山の南側1838mピークから南に派生する尾根を乗り越えて(標高1508m)、荒菅沢に向かって下っていく。ここから雨飾山の岩壁が見え始めた。(雨飾山は左手木の葉の中)

Sawajyoubu

7時55分荒菅沢横断点。沢を吹き渡る風に吹かれて一休み。

Hutonnbisi

荒菅沢の奥に鋭い岩峰が見える。雨飾山の南の岩峰だ。

荒菅沢横断点からまた急登が続く。笹平の手前には2つ木製のはしごがあった。暑い。10月初旬にしては異常なほどの暑さで汗がポタポタ落ちてきた(午後長野駅前で31度というテロップが流れていた)。

9時14分ようやく笹平到着。

Amakazari

笹平とよばれる笹と灌木が混じる平坦部を15分ほど歩くと雨飾山の最後の急登が待っていた。10時45分1963m頂上到着。登山口からの登山時間は3時間20分(休憩抜きのコースタイムは3時間30分)。

白馬方面の眺望を楽しみに登ったが、西側は深いガスに覆われて眺望はなかった。東に目をやると焼山の魁偉な山容が一部見えたが、こちらも頂上は雲の中だった。北に眼を転じると、糸魚川市と日本海がよく見えた。「佐渡ヶ島が見える」という声が山頂に響いたが私は判別することが出来なかった。

雲が切れるのを待っていたが、シャッターチャンスは到来せず。10時15分下山開始。

Amakazari2

笹平を縦断する登山道が足下に見える。とことどころ色付いた樹も見えるが、本格的な紅葉には2週間ほど早かったようだ。

11時50分荒菅沢横断点。13時00分登山口帰着。テントを撤収。13時50分レンタカーで長野に向かい、15時30分長野駅。先週中頃の天気予報に比べると予想外の好天に恵まれた雨飾山登山は無事終了した。

☆    ☆     ☆

私が初めて雨飾山に登ったのは35年ほど前だった。その頃までの私の山登りは岩登りか沢登りというクライム系が中心だったが、ふと雨飾という名前の美しさにひかれて、5月に一人でぷらりと北側の雨飾温泉側から往復したことがあった。初めてのピークハント的な山登りであった。人に会うことはほとんどなかった。笹平からの下りは残雪の上をグリセードで滑ってあっという間に下ったという記憶があるが、これは多分に曖昧である。人は辛いことは忘れ楽しかった思い出が美化される傾向があるからだ。

今回の小谷温泉からのコースでは多くの登山者とすれ違った。登山道が狭いのですれ違いに時間を取られることも多く多少歩行時間に影響を与えた。

登山口と雨飾山頂上の標高差は8百メートル。途中の沢横断のための下降を加えても、標高差は9百メートルに満たない登山だが、「疲れたね」という声がメンバーの中に多かった。急登に加えてこの日の気温が異常に高かったことが影響したようだ。

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