長く歩いた後、左足の裏親指 のつけねが痛むことがあった。
整骨院で見てもらったところ、足の裏が固くなっているので、少し揉みましょうと言って10分ほど電気を流した後軽くマッサージをしてくれた。これで痛みはしばらく消えるのだが、もっと根本的な治療はないものかと思い、スポーツクラブのマッサージ師さんに聞いてみた。
すると「原因は足の指の力が弱っている」ことだという。言われるままに足の指を曲げようとしても余り曲がらない。自分の右足に比べても左足は曲がり方が少ない。マッサージ師さんは「足の指を曲げる運動をすること」「足の指関節の間に手の指が全部入るくらいに指の間を広げること」と自分で出来る治療法を教えてくれた。「走ったり山に登ったりして足はよく使うのだけれど・・・・」とマッサージ師さんに言ったが、それだけでは足の指の強化トレーニングにはならないということだった。
また最近靴のインソールが良くなったことも足の指の力を落とす一つの原因になっている、とマッサージ師さんは言った。つまりインソールがあまり良くないと、足の指で足をサポートするけれど、インソールが良くなるとそれに頼り、足の指の力は衰えるそうだ。文明が人間を退化させる一例だろう。最近は一部の靴メーカーがあまり足裏をサポートしないインソールをわざと作って売り出しているという。
足裏の強化にはゴルフボールを足裏で転がすトレーニングも良いそうだ。また行儀はよくないが、何でもかんでも足の指でつまむ練習をするのも良いとのこと。
私のこの足裏の軽い違和感は昨年ネパールのトレッキングの終わり頃発生した。その後大きく悪化することはないが、山道を沢山歩いた後など時々軽い痛みがくることがある。マッサージ師さんは最悪の場合、外反母趾になるリスクもあるので、しっかり予防のための運動をしましょうとencourageした。若い時のように体力任せでガンガン歩きまわることができる季節は過ぎたようだ。古くなった機械は労りつつ使うことが必要だと感じた次第。