金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

相場にスパイク、気象にもスパイクの春

2013年03月08日 | うんちく・小ネタ

今日(3月8日)日経平均7連騰でリーマン・ショック直前の水準を4年半ぶりに回復した。株価の動きを見ていると、ジリジリと匍匐前進的な上がり方をするだけではなく、突然火がついたように上昇する時がある。またリーマン・ショックやブラックマンディのように急落することもあるが。

このような急激な株価の動きをスパイクという。Spikeは例えばバレーボールのスパイクである。より一般的には先の尖ったものを指す。株価の急激な動きをなぜスパイクというかというと、昔は株式の発注伝票を釘状の金具に留めていたから・・・という説明を見たことがある。ちなみに急激な株価の下落はnegative spikeともいうそうだ。

急激な上昇というと最近の気温の上昇も激しい。この前まで例年に較べて寒いと思っていたら首都圏でも最高気温が20度を超える温かい日がやってきた。これもスパイクだ。

ところで相場のスパイクは一般に予想は難しいと言われ、株価が飛んでしまって買い場を失うことを「持たざるリスク」というそうだ。証券会社が喜びそうな言葉だが、証券投資は忍耐の世界である。寒い冬の日に春が来ることを信じて黙々と種を撒き辛抱強く我慢するものにある日花が咲く・・・ということなのだろう。

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