金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

できる会社は返事が早い

2013年03月15日 | うんちく・小ネタ

何事によらず質問や意見に対してすぐ返事が貰えるとうれしいものだ。実は今朝アマゾンにちょっとしたことに関して電子メールで質問を行ったところ、数時間外出している間にもう返事が来ていてその速さに驚いた。質問の内容は「アマゾンジャパンのキンドルコンテンツをPCで見ることができるアプリはないか?」というもので、答は予想したとおりノーだった。私のPCにはアマゾン本体(米国)対応のキンドルアプリがダウンロードされていてPCでキンドルを開くとアマゾン本体(Amazon.com)で買ったコンテンツが出てくるので念のため質問してみた次第。なお「アマゾンジャパンによるパソコン用キンドルアプリの提供の件については担当部署に報告する」ということなので一応納得した。

レスポンスが早いという点ではカジュアルウェア通販のランズエンドの対応も早くて気持ちが良い。ランズエンドで買い物をすると満足度についてアンケート調査がメールで送られてくる。最近春用のアウターを買った時アンケートが来たので「サイフや携帯電話を入れる胸ポケットが少し小さいと思う」とコメントを送り返したら、直ぐに「商品企画に話をする」という返事が来た。デザインが変わるかどうかは別として、顧客の声を聞こう、顧客のメールにすぐ返事をしよう、という姿勢は大いに評価したい。

以前このブログで「仕事のできる人はメールへの返事が早い」と書いたが、できる会社もまた返事が早いのである。これからますます拡大するe-commerceでは、取引先が自分のことをちゃんと認識してくれているかどうかという信頼感が大切だ。アマゾンもランズエンドもその点クイックレスポンスで信頼感を確保している点を評価したい。

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S&P500、史上最高値に2ポイントと迫る

2013年03月15日 | 投資

昨日(3月14日)の米国株はS&P500が2007年につけた史上最高値まで2ポイントと迫る1,563ポイントまで上昇した。昨日発表された新規失業保険申請数が、市場予想35万人を下回る33.2万人だったことを市場は好感した。3週間続けて失業保険申請数の減少は、雇用環境の改善を裏打ちしている。雇用環境の改善については新規雇用が増えたというよりは、レイオフの低下によるところが大きい。1月のレイオフは2000年以降最低水準となった。

雇用環境の改善を受けて長期金利は若干上昇。10年もの米国国債利回りは2.04%になり、ドイツ国債との利回り格差は2010年以降で一番拡大した。

さて今日の東京市場でもS&P500(ETF 銘柄コード1557)は確実に上昇するだろう。東証のS&Pは今年1月5日には9,740円だったが、3月12日には最高値15,230円をつけた。今日最高値を更新するかどうかは分からないが、ドルが堅調であれば高値を更新する可能性は高い。

日本にいながら手頃に買える米国株がS&P500上場型投信だ。円高時から仕込んでいた人は米株高とドル高双方のメリットを得ている。米国株については、景気や雇用の回復を先取りしているので、一度「お休み」の時期が来るだろうと私は判断しているが、ドルについてはしばらく堅調だろう。もし米国株にcorrectionが起これば絶好の買い場になる。ただし相場の格言は「押し目待ちに押し目なし」ともいうから、目立った下落が起きないかもしれない。

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