3月29日(金曜日)上野の東京国立博物館で1月中旬から開催されていた「円空」展の終りが近い(4月7日まで)ので、ワイフと出かけた。平日だが「特別展」は結構混んでいた。「円空」を観た後、ランチをはさんで常設展を観ることにした。レストランが混んでいたのでリストに名前を書いて庭園を散歩して少し写真を撮った。
曇っている上、桜は散り始めできれいな写真はとれないだろうと思い、自宅を出る時荷物を軽くするため「単焦点レンズ」一本だけ着けてきたが、結果としてはそれが良かった。
私が使っているソニーE-mountの単焦点レンズはE16F28というレンズキットについていたレンズだ。つまり入門者用の低価格品(カタログ値段は3万円税抜き)で、カメラにうるさい人からは「そんなの使わないで、別売のもっと明るいレンズを使おう」と言われそうなシロモノである。
しかしそれでもズームレンズに較べると幾つか良いところがある。
一つは「明るい」ことだ。入門者レンズでも単焦点はズームより明るいので、意外に暗いところが多い庭園の写真に向いている。また24mm相当の広角というのも広い風景を撮るのに都合が良かった。
次は「描写力が優れている」ことだ。細かいところまでピントがあっているという気がする。
館蔵品の写真を撮ることは目的ではなかったが、試しに何枚か撮影してみた(当然撮影OKのもののみ)。当然フラッシュ無しでパシャッと撮ったものできれいではないが、何かの記念か記録程度にはなるだろう。この場合も「明るさ」「描写力」「手軽さ」で単焦点レンズがズームよりも優っている。
手軽さというと私が使っているソニーの単焦点は67gでズームは194gだ。この重さの違いは大したことないが、ズームのかさばりは小さな肩掛けバッグなどに入れると煩わしいときがある。(右がズームレンズで、カメラ本体についているのが単焦点レンズ)
美術館など街歩きでは単焦点レンズの軽快さが便利だと改めて感じた。