私はブログで日常おぼえる義憤を述べることは少ないが、今朝通勤時に経験したことについては強い義憤を感じたのでちょっと述べてみたい。
私が座っていた反対側の座席の前に足の不自由な女性が立っていることに気がついたのは、電車が走り出して暫くしてからのことだった。電車が揺れた時、その女性がたたらを踏んだので立っている人の隙間から見ると杖をついている。しかし反対側の座席の人は誰も席を譲ろうとしない。そこで私は立ち上がり人を掻き分けその女性を私の席に案内した。
この小さな慈善を自慢するつもりはない。ただ目の前で足の不自由な女性がよろめくのを見ながら席を譲ろうとしない人々に私は怒りを禁じることができなかった。
3人がけのシートに座っていた一人は中学生らしい男子生徒。彼は目をあけていたが立ち上がろうともしなかった。よろめいた女性のまん前に座っていたのは50歳前後のサラリーマン風の男性。彼は半分眠っているように見えた。その隣は少し太った30歳位の女性。彼女はシートの横の壁にもたれて寝ていたからあるいは足の不自由な女性に気がつかなかったのかもしれないが・・・・
中学生の男子が朝から優先席に座り込んで足の不自由な人に席を譲らないとは何事だろうか?学校は何を教えているのだろうか?このような非常識な子供にまで子供手当てを払う必要がるのだろうか?と義憤は広がる。
50歳位で朝から座席で半分居眠りしてハンディキャッパーに席を譲れないような人が一人前に仕事ができるのだろうか?
大げさな物言いをすると、今の日本社会の他人を思いやるこころの欠如を朝から見たような気がして私は悲しい気持ちがした。
少年よ、小さな良いことをして気持ちの良い一日を過ごしなさい。そのほうが2,30分後ろめたい気持ちをして座っているよりどれだけ健康に良いことか。
オジサン、寝たふりなんかしないで席を譲ってあげなさい。もしその元気すらないなら会社に行かずに家で寝ていなさい。
本当は一人ひとりに説教したいのだけれど「うるさい」などといわれると余計腹が立つからブログで鬱憤を晴らした次第である。