昨日(5月24日)日曜日、朝からドコモのXPERIAヘルプデスクに電話を架けていたのですが繋がったのは40分以上経ってからでした。その間何をしていたか、ですか?電話をスピーカーフォンに切り替えてパソコンと碁を打っていました。「スマートフォンに保存したファイルが開かないのでどうするか?」という類の質問を3つばかりするつもりでしたが、ランチに出かける前に漸く電話が繋がりました。結果半分位疑問は解決、残り半分は今後の課題・・・ということになりました。
パソコンや通信デバイス関係で過去にベンダーに電話照会をしたことは何度かありますが、これ程待たされることはありませんでした。ドコモさんのことだからヘルプデスクの体制にぬかりはないと思いたいのですが、40分待ちとはかなり辛いものがあります。
そこでどうしてこのようなことが起きるのか?を推測してみました。
【スマートフォンは電話・携帯にまたがる複雑な道具である】
まず第一にスマートフォンというのは、パソコンと携帯電話やカメラが融合した非常に複雑な道具であるということです。例えば通信手段として普通は携帯電話の通信規格である「3G通信」を使いますが、無線LAN通信手段であるWiFi(ワイファイ)を使うことも可能です。Mediascapeから音楽アルバムにアクセスするには、WiFi接続が必要になります。話が細かくなりましたが、スマートフォンはパソコンと携帯電話の融合商品ですから、単純に考えても個別商品の倍の質問数があるはずです。実際には携帯・パソコン双方にまたがる機能がありますから、質問の数はもっと多くなります。またXPERAのある種の機能はパソコンと連動して使うことを前提としていますから、パソコンとの接続やファイル操作という質問も想定されます。
【使われるアプリケーションがもの凄く多い】
次にオープンなプラットフォーム(OS)であるアンドロイドの上で動くアプリケーションはもの凄く多いのです。音楽ソフト、静止画ソフト、動画ソフト、地図ソフト・・・・その上に有償・無償のソフトを幾らでもダウンロードできるのでもの凄い数のアプリケーションがXPERIAの中に入っている可能性があります。それらのアプリの中には色々な理由で上手く作動しないものが存在するでしょう。それらの質問がヘルプデスクに飛び込んでくるとデスクが大混雑することは明らかです。
【一度電話にたどり着いたら離さない】
これは推測なのですが、中々電話が繋がらないとなると運良く電話が繋がった場合「あれもこれも」と質問が重なることが想定されます(いつでも簡単に繋がれば1回1問でまた次、ということになる)。そうすると益々電話が塞がり繋がらないという悪循環が繰り返されるでしょう。
【取扱説明書だけではとても対応できない】
12cm四方約200ページの取扱説明書がついていますが、これだけでXPERIAを使いこなすことができる人は余程デバイスに詳しい人でしょう。パソコンで作成したPDFをメールでスマートフォンに送りそのメモリーに保存するということができます。ただしどこに保存されたか?は取扱説明書を見ても分かりませんでした。そこでインターネットで検索して「先人の知恵」を拝借する訳です(OfficeSuiteという一種のファイルマネージャーがこれでメディアカードのフォルダーを参照できます)。そしてインターネットの情報やヘルプデスクの質問集(FAQ)で解決しない時、電話をかけることになります。
ところでこのように色々な質問に的確に回答できるスキルのある人というのは少ないのでしょうね。だから簡単にヘルプデスクを増員できないのではないか・・とも推測しています。もしXPERIAのヘルプデスクが務まる人ならパソコン・携帯・通信に相当詳しい人だと思いますから僕の会社で採用したいと考える位です。ホント。