金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

梅雨の合間の上信の旅(2)

2011年06月05日 | 旅行記

6月4日のランチは旧軽井沢銀座通りでピザとスパゲティで済まし、車で見晴らし(旧碓氷峠)へ向かった。見晴らしでは駐車料金をケチリ、下車せずにUターンして軽井沢に戻り、旧三笠ホテルに向かった。

Mikasahotel

ワイフは古い建物だけれど、この程度の建築物は小中学校の校舎にも残っているという。たしかに建築物に装飾的美しさはない。ロビーの遺構なども重厚さに欠ける。

旧三笠ホテルを出て、そのまま草津に向かう有料道路を走り、しばらくして白糸の滝の駐車場に出会した。「白糸の滝」を見物したのは、いつのことか思い出せないが来たことはある。だが季節も良いので素直に滝を見物。半円形の舞台から落下する滝に迫力はないが、ある種の優雅さは感じられる。

Shiraitofall1

ビデオモードでも撮ってみた。

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YouTube: shiraitonotaki

白糸の滝を観た後は、万座鹿沢口を経由して万座プリンスに向かった。午後3時10分ホテル着。部屋に落ち着いてから窓の外に眼をやると、燕がベランダの天井に巣を作り、盛んに飛び交っていた。

Supparow

子供の頃の記憶では、農村の田園地帯の中を飛んで虫を捕まえていた燕だが、標高1,800mの万座温泉まで来て虫を捕食するのが現在の食事情なのだろう。中々暗くならない。間もなく夏至である。

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梅雨の合間の上信の旅(1)

2011年06月05日 | インポート

6月4日土曜日晴。週初めの天気予報を覆す中々の好天。ワイフと車で横川から軽井沢を経由して万座の旅を目指した。最初の目的地は、旧信越線の遺跡の「めがね橋」正式には碓氷第三橋梁というそうだ。

松井田ICで上信越自動車道を降りて横川の「鉄道文化むら」へ。文化むらの上には裏妙義の御岳につながる険しい岩峰が見える。

Tetudoumura_2

「めがね橋」にはここから廃線跡(アプト線の跡)を歩いて訪う方法もあるが、時間がかかるので車で行くことにした。鉄道文化むらの中では、観光客を乗せた列車が走っていた。

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YouTube: yokokawa

車で碓氷峠に向かう国道(旧道)をしばらく走ると、レンガ造りのめがね橋が出てきた。

Meganebashi1_2

駐車場はこの400m上にある。無料で広い駐車場だ。めがね橋まで戻ってから写真左の道から橋の上に登った(しっかりした道がついている)。橋を渡る(横川の方に戻る)とトンネルがあったので中に入ってみた。このトンネルを通り抜けて横川まで歩くことができる。

Tunnel_3

トンネルを出て右側の山道からめがね橋を見ると小気味良い高度感だ。

Meganebashi2_2

めがね橋が完成したのはめが1893年。日露戦争の11年前である。東京と新潟を結ぶ上越線の清水トンネルの貫通は1931年だから、信越線が長い間東京と新潟県を結んでいた訳だ。

ブナなど広葉樹林を吹き抜ける6月の風は爽やかだ。橋の上にいたボランティアのオジサンの話では、廃線跡をたどる道は更に先の「熊野平」まで延長されるという話だった。いつの日か廃線跡を歩いて、この国を築いた先人の思いと努力に触れてみたいと思う。皆さんいかかですか!

コメント (1)
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