金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

【福島駆け足旅行】会津高原・塔のへつり

2008年08月05日 | 旅行記

8月3日の夜はインターネットで予約していた「会津高原ホテル」に泊まった。1泊2食付で1万円弱と手頃な値段だ。ただし夕食はバイキングである。ホテルには小さなお子さん連れの家族が多い。お子さん達にはバイキングは魅力だ。

Aizukougennhoteru

写真は出かける前に撮ったものだ。遠景でみるとお化粧の細かいアラがかすんで、スイス風のきれいなホテルに見える。会津高原の標高は1千mを僅かに切る位で下界よりは6度程涼しい。散歩をしたり軽い運動をしながら滞在するには良いホテルだと思う。

ホテルからは「塔のへつり」と「大内宿」を見ながら会津若松を目指すことにする。「塔のへつり」はホテルから車で50分程会津若松に向かったところ、国道118号から少し阿賀川に下ったところにある。住所は南会津郡下郷町白岩字小牧。「塔のへつり」とは阿賀野川が川岸の凝灰岩を侵食して作った奇観だ。南会津を代表する景勝だ。

Tounoheturi

「へつり」とは「急ながけ」などを現す方言だという説明がインターネットなどには出ている。我々沢登りを愛する山屋達は急峻な谷の側壁を横断することを「へつる」と言ってきたが、その語源はここにありそうだ。「へつる」という言葉はトラバースtraverse(横断する)とほぼ同義だと思うが、日本の渓谷を歩く場合はやはり「へつる」「という言葉が合う。

さて「塔のへつり」だが、岸壁に刻まれた遊歩道は土砂崩れのため、ほとんど歩くことができなくなっていた。しかし頭上にそびえる奇岩は昔ながらのたたずまい威容を示しているのだろう。雨のため早々に私達は塔のへつりを引き上げたが、天気が良ければゆっくりと周りの景色を堪能することができる。

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【福島駆け足旅行】尾瀬沼

2008年08月05日 | 旅行記

夏休みの前半ワイフと2泊3日で福島県に出かける。1日目は尾瀬沼散策をして会津高原に宿泊の予定。8月3日日曜日自宅を7時30分にマイカーで出発。関越自動車道の小出ICを目指す。関越は空いているし、ブイブイ飛ばす車も少ない。皆省エネ運転を心がけているのだろう。小出ICからは国道352号で銀山平から御池(みいけ)を目指す。銀山湖沿いのクネクネと曲がる道は余りスピードをだすこともできず運転には疲れた。途中「恋ノ岐(こいのまた)川」の出会いを通った。ここは4,5年前N君、M君と3人で岩魚を釣りながら遡行した懐かしい名渓だ。だが重たい荷物を担ぎ、頭から水をかぶる登攀をもう繰り返すことはないような気がする。寂しいことだが。沢登りも恋も人生も一期一会である。

さて12時10分頃御池到着。ここから尾瀬沼への上り口沼山峠まで専用シャトルバスに乗る必要がある。レストランでカレーを食べて、12時50分頃のシャトルで沼山峠へ。所要時間は20分程度で片道400円だ。沼山峠到着後直ぐ歩き出す(13時20分頃)。日差しは強いが木立の中に入ると乾いた風が吹き結構涼しい。14時頃大江湿原到着。ニッコウキスゲの時期は終わり、青々とした草原のところどころに時期外れのキスゲとコオニユリが咲いていた。

14時10分尾瀬沼到着。

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尾瀬沼と燧ケ岳だ。私は若い頃から春夏何回も尾瀬に入っているが総て尾瀬ヶ原の方で「沼」を目の前に見るのは初めてだ。夏の風が湖面を渡り気持ちが良い。

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水辺の草と遠くの林が作る緑の諧調が美しい。沼の畔の山小屋で大福餅を食べた私達は帰路についた。

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大江湿原にコオニユリが咲いていた。おしべに小さな虫が飛んでいる。15時20分沼山峠バス停に到着。アイスクリームを食べてシャトルバスに乗った。バスが走り出すと右側はブナの樹海が広がった。運転士さんは「これだけのブナの林を見下ろすことができるところはありません」と言う。御池や沼山峠は東京からは遠いところだが、来た値打ちがあった。東京から車で御池に来るには、東北自動車道から会津高原・桧枝岐を軽油するルートと関越自動車道から銀山湖を軽油するルートがある。走行時間は似たようなもので、距離は後者の方が若干短いようだ。ただし走り易さでは前者に軍配があがる。

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