Wardには名詞で「(病院などの)大部屋、監房」という意味や「受け太刀」という意味がある。動詞としてはoffを伴って「(危険・攻撃などを)かわす」という意味がある。
今日(8月8日金曜日)は北京オリンピックの開会式の日だ。それに関して次の文章がファイナンシャルタイムズに出ていた。Staff from China's "weather modification" departments have deployed aircraft,artillery and rocket launchers to ward off rain before the three-hour ceremony in Beijing's spectacular but roofless "bird's nest"stadium.
中国の「天候変更」局のスタッフは北京の豪華だが屋根のない「鳥の巣」スタジアムで行われる3時間の儀式の前に雨を避けようとして、飛行機、大砲、ロケット発射台を配置している。
昨夜の天気予報では当日の北京は曇りながら雨は降らないということだが、雨を避けるテクニックを披露することになりそうだと新聞は報じている。
「天候変更」局はからからに乾いた土地に雨を降らせたり、破壊的な雹の嵐が起きる前に雨を降らせることで彼らの能力を自慢している。しかしヨウ化銀などを「雲の種」して雨を降らせることについて、専門家は効果の程を疑問視していることも事実だ。国際的な気象専門家の中には「雨を降らせる技術なんて金と時間の無駄遣いだ」と言っている人もいる。
昔日照りで困った時は高僧を招いて雨乞いをした。雨を降らせることができた高僧はタイミングが良かったかあるいは観天望気の能力に優れていて、雨の降る時期を選んで祈祷を行ったのだろうと私は考えている。現在の「降雨技術者」の中にも優れた天気予報者がいるのかもしれない。