金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

アフィリエイト、儲かるものじゃありませんよね

2008年08月14日 | デジタル・インターネット

アフィリエイトAffiliate訳すると「提携(する)」だが、インターネットに関しては「自分の運営するWebサイトに企業サイトへのリンクをはり、閲覧者がそのリンクを経由して企業が販売する商品を購入した場合、一定の手数料を受け取る仕組み」を指す。インターネットを見ると「アフィリエイトで何万円儲かった」などという話が出ている。しかし私には「マユツバものが多い」と見える。

私もアマゾンのアフィリエイトになり、ブログからアマゾンの商品を購入できるようにしている。アマゾンの商品が売れると3%の手数料が貰えるのだ。アマゾンの商品は本だけでない。電気製品やカメラもある。実際私のサイトを経由してオーブンレンジを購入された方がいる。高額商品が売れると手数料も多いからありがたい。

しかしこのようなことは稀で、平均すると月に2,3冊本が売れる程度である。売上高で3千円程度、手数料は90円程度だ。

現在私のブログは一日平均500人位の方が閲覧されている。この訪問件数は一般人のブログの中では多い方だと思っている。ある推計では1日の訪問件数が500件を超えるブログは全体の1,2%程度だと言っている。いや、自分のブログのビジターが多いと言いたいのではない。一般ブログとしてはアクセス数がそこそこあるブログでも、アフィリエイト収入なんてコーヒー一杯分にもならないということだ。

「アフィリエイトで儲かりますよ」というような本や話にお金を払う場合には慎重にお考えになった方が良い。

ところで月に2,3冊本が売れると書いたが、私自身も自分のブログ経由してアマゾンで本を買っている。つまりアマゾンで3%引きで本を買っているのである。アフィリエイトとはこの程度のものなのかもしれない。(無論スーパーブログなどの場合は違うだろうが)

とはいうものの、読者の皆様の中にもし「『金融そして時々山』ブログは参考になった。多少協力してやろう」と思われる方がいらっしゃるなら、アマゾンで本を買う時には私のブログをお使い下さい。 (最近「ブログ人」に絵文字があることを知り恥ずかしながら使ってみました)いやー、おねだりみたいで恐縮です。

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Make good on (イディオム・シリーズ)

2008年08月14日 | 英語

Make good onはインターネットのイディオム辞書を見ると「米国やオーストラリアの俗語」と断りをつけた上で「借りた金を返す」とか「約束を守る」という説明がある。ところが英国の権威あるファイナンシャルタイムズにこのイディオムを使った文章が出ていた。

The market brushed aside the pledge, sceptical of whether the kingdom would good make on its promise.

市場は(サウジ)王国が約束を守るかどうか懐疑的でその誓約を軽視した。

Brush asideというのもイディオムだ。Brushはブラシで、brush asideで「払いのける」という意味の他「軽視する。無視する」という意味がある。

サウジ王国が何を約束したかというと、原油の増産である。しかし市場は本当にサウジが増産に協力するかどうか懐疑的でその約束を軽視した。実際のところサウジは約束のレベルには達しなかったまでも、ある程度増産したので原油価格は一時期よりかなり下落したのである。

英語という言葉は変化の早い言葉でこの前まで俗語だといっていたものが、大手を振って使われることがあるようだ。

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